名馬の記憶を、
再生する。
サイトの出馬表
このサイトの、すべての入口。- 今週の競馬WEEKLY重賞日程・観戦コラム・展開シミュレーション
- 名馬録HORSES馬柱と映像で辿る、一頭の全成績と引退後
- レースRACES重賞ごとの歴代優勝馬と、その映像
- 年表TIMELINE一年一走 — 1950年から、年ごとの紙面で
- 物語STORIES三冠馬の系譜、芦毛の怪物たち — 連載読み物
- 牧場帖BOKUJŌ-CHŌ北海道 — 引退馬たちの「いま」を訪ねる帳面
- ドリームレースDREAM時代を越えた夢の一戦を、千回走らせる
- このサイトについてABOUT方針・映像と画像の扱い・お問い合わせ
物語で辿る
テーマ別に名馬の歴史を読む・観る年表ICHINEN-ISSO — 2400m
牧場帖
一年ずつ、顔ぶれをたどる。引退した名馬たちの繋養・在籍と映像を綴る帳面。名馬録
スライダーを動かすと、その世代に生まれた馬を獲得賞金の多い順で表示します。
ヴィルシーナ
通算成績21戦5勝
獲得賞金4億6,079万円
生年月日 2009.03.05(平成21年)毛色 青毛性 牝
全成績
主要戦績(抜粋)・新しい順| 年月日 | 着順 | レース | コース | 人気 | 騎手 | タイム | 上り3F | 映像 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 14 | GI有馬記念 | 中山 芝2500 | 12人気 | 内田博幸 | 2:36.1 | 上り35.4 | 映像 | |
| 11 | GIエリザベス女王杯 | 京都 芝2200 | 7人気 | 内田博幸 | 2:13.2 | 上り34.8 | 映像 | |
| 3 | GI宝塚記念 | 阪神 芝2200 | 8人気 | 福永祐一 | 2:14.6 | 上り36.3 | 映像 | |
| 1 | GIヴィクトリアマイル | 東京 芝1600 | 11人気 | 内田博幸 | 1:32.3 | 上り34.3 | 映像 | |
| 11 | GIIサンスポ杯阪神牝馬S | 阪神 芝1400 | 5人気 | 内田博幸 | 1:20.8 | 上り34.2 | — | |
| 11 | GIII東京新聞杯 | 東京 芝1600 | 9人気 | 内田博幸 | 1:34.4 | 上り36.0 | — | |
| 7 | GIジャパンカップ | 東京 芝2400 | 9人気 | 岩田康誠 | 2:26.3 | 上り34.0 | 映像 | |
| 10 | GIエリザベス女王杯 | 京都 芝2200 | 1人気 | 岩田康誠 | 2:17.2 | 上り34.6 | 映像 | |
| 8 | GII京都大賞典 | 京都 芝2400 | 3人気 | 岩田康誠 | 2:23.5 | 上り35.1 | — | |
| 8 | GI安田記念 | 東京 芝1600 | 7人気 | C.ウィリアムズ | 1:32.0 | 上り34.3 | 映像 | |
| 1 | GIヴィクトリアマイル | 東京 芝1600 | 1人気 | 内田博幸 | 1:32.4 | 上り34.0 | 映像 | |
| 6 | GII産経大阪杯 | 阪神 芝2000 | 4人気 | 内田博幸 | 1:59.8 | 上り34.2 | 映像 | |
| 2 | GIエリザベス女王杯 | 京都 芝2200 | 1人気 | 内田博幸 | 2:16.3 | 上り36.1 | 映像 | |
| 2 | GI秋華賞 | 京都 芝2000 | 2人気 | 内田博幸 | 2:00.4 | 上り33.9 | 映像 | |
| 2 | GII関西TVローズS | 阪神 芝1800 | 2人気 | 内田博幸 | 1:47.0 | 上り33.2 | 映像 | |
| 2 | GI優駿牝馬 | 東京 芝2400 | 2人気 | 内田博幸 | 2:24.4 | 上り35.3 | 映像 | |
| 2 | GI桜花賞 | 阪神 芝1600 | 4人気 | 内田博幸 | 1:34.7 | 上り35.1 | 映像 | |
| 1 | GIIIデイリー杯クイーンカップ | 東京 芝1600 | 2人気 | 岩田康誠 | 1:36.6 | 上り33.6 | — | |
| 1 | エリカ賞 | 阪神 芝2000 | 3人気 | I.メンディザバル | 2:04.1 | 上り34.8 | — | |
| 3 | 黄菊賞 | 京都 芝1800 | 1人気 | 福永祐一 | 1:47.6 | 上り34.6 | — | |
| 1 | 2歳新馬 | 札幌 芝1800 | 1人気 | 福永祐一 | 1:55.2 | 上り34.6 | — |
血統
金色の名は 名馬ジャーニー に掲載 — その馬のページへ| 父ディープインパクトDeep Impact | サンデーサイレンスSunday Silence | Halo |
| Wishing Well | ||
| ウインドインハーヘアWind in Her Hair | Alzao | |
| Burghclere | ||
| 母ハルーワスウィート | Machiavellian | Mr. Prospector |
| Coup de Folie | ||
| ハルーワソングHalwa Song | Nureyev | |
| Morn of Song |
旅程 — この馬の物語
2009年生まれの青毛の牝馬。父ディープインパクト、母ハルーワスウィート。主な勝ち鞍はヴィクトリアマイル・デイリー杯クイーンC。
「頂点」という名 ― 尻尾のない母の二番仔
2009年3月5日、北海道安平町のノーザンファームに、墨を流したような青毛の牝馬が生まれた。父ディープインパクト、母ハルーワスウィート。母は生まれつき尾骨がなく、尻尾のない牝馬として知られ、その珍しさゆえにファンを持っていた。そのファンの一人が、横浜とシアトルで打者を黙らせた「大魔神」――佐々木主浩である。 佐々木は母の初仔をセレクトセールで競り落とし、以後ハルーワスウィートの仔はセールに上場されないまま彼のものになった。セールを経ずに手に入れた最初の仔が、この二番仔だった。預けられた厩舎も母と同じ、栗東の友道康夫である。それまで「マジン」の冠名を使っていた佐々木は、妻・榎本加奈子の助言で冠名をやめ、馬名に「ヴ」の一字を入れるようになっていた。初仔ファルスターにも三番仔ランギロアにも「ヴ」はない。「ヴ」を最初に戴いたのが、この青毛である。命名したのは榎本自身だった。ロシア語で「頂点」を意味するВершина――ラテン文字に転写してVerxina。ヴィルシーナ。 血統表を開くと、父方に一つ、母方に二つ、ヘイローの名が重なっている。母系はアメリカから輸入された祖母ハルーワソングに始まり、四代母グローリアスソングは、1996年のジャパンカップと翌年のドバイワールドカップを勝ったシングスピールを産んだ牝馬だった。 2011年8月28日、札幌の芝1800メートル。福永祐一を背に1番人気で送り出され、2着に0秒2差をつけて新馬戦を勝った。頂点という名を負った旅の、最初の一歩である。
オークスを見据えて ― 手綱が渡る冬
11月13日の京都、黄菊賞は1番人気に推されて3着だった。先行するブライトラインとプレミアムブルーを捉えきれず、0秒1が足りない。暮れの阪神ジュベナイルフィリーズには出走登録をしたが、重賞2着のない1勝馬では優先順位が足りず除外となり、二歳女王を決める舞台には立てなかった。 陣営がこの牝馬に見ていたのは、マイルではなく2400メートルだった。優駿牝馬に適性がある――そう見立てて次に選んだのは、牡馬も走る芝2000メートルのエリカ賞である。イオリッツ・メンディザバルを背に、極端なスローペースの二番手から抜け出し、粘るタガノレイヨネにクビだけ先着した。 年が明けて2月11日、東京のデイリー杯クイーンカップ。鞍上は岩田康誠。2番人気に応え、イチオクノホシに0秒2差をつけて重賞初制覇。クラシックの椅子は、これで手に入った。 だが岩田はここで降りる。同じノーザンファーム生産のディープインパクト産駒、ジェンティルドンナに騎乗する先約があったからだ。代わって手綱を託されたのが、内田博幸だった。福岡の生まれで、1989年に大井でデビューし、2006年には524勝を挙げて年間勝利の日本記録を更新した男。2008年に中央へ移り、この年はゴールドシップで皐月賞と菊花賞と有馬記念を勝つことになる。地方から来た豪腕とこの青毛の縁は、以後、幾度か他の騎手を挟みながらも、引退の日まで切れなかった。
二着から始まる春 ― 桜花賞と優駿牝馬
2012年4月8日、阪神。ヴィルシーナは単勝10.2倍の4番人気だった。上には、阪神ジュベナイルフィリーズを勝ったジョワドヴィーヴル、岩田のジェンティルドンナ、フィリーズレビューを勝ったアイムユアーズが並んでいる。1番人気ジョワドヴィーヴルの鞍上は、新馬戦でこの牝馬に跨っていた福永祐一だった。 7枠15番から出て四番手。直線でアイムユアーズに一度は前へ出られながら、半馬身だけ差し返す。だが十番手にいたジェンティルドンナが、上がり34秒3の脚で伸びてきた。1分34秒6と1分34秒7。半馬身差の2着。 5月20日の優駿牝馬は、陣営が本命に据えていた舞台である。ジェンティルドンナは岩田の騎乗停止で川田将雅に替わり、マイルしか走っておらず、東京も初めて。人気はヴィルシーナのほうが上だった。中団から追い上げ、前を行く馬たちは残らず退けた。しかし最後方に近い位置にいたジェンティルドンナが2分23秒6のレコードで駆け抜け、着差は5馬身に開いた。 桜花賞と優駿牝馬で同じ二頭が同じ順に並んだのは、1993年のベガとユキノビジン、2009年のブエナビスタとレッドディザイアに続く史上三例目だった。称えられるのは、いつも前の一頭である。
七センチ ― 秋華賞
夏を越して9月16日、阪神のローズステークス。ハナズゴールの出走取消で10頭立てとなり、人気は二頭に集中した。ジェンティルドンナが単勝1.5倍、ヴィルシーナが3.8倍。今度はジェンティルドンナが前で運び、ヴィルシーナはその背後、四番手からマークする形になった。直線で並びかけようとして、1馬身半。三度目も、前は同じ背中だった。 10月14日、京都。秋華賞の内回り2000メートルは直線が短く、先行が利く。1枠1番を引いたヴィルシーナと内田は、迷わずハナを取った。単独で先頭に立つと急にペースを緩め、終いのための体力を蓄える。加速と減速を短い間に指示されれば多くの馬は折り合いを欠くが、この牝馬は素直に従った。 三コーナー手前、最後方にいた15番人気のチェリーメドゥーサが一気にまくり上げ、後続を大きく突き放して先頭に立つ。ヴィルシーナはそれに反応しなかった。直線を向いてから追い出し、独走する逃げ馬を追いながら、九番手から来るジェンティルドンナから逃げる。一度は前に出られ、それでも盛り返して、二頭は横並びでゴール板を通過した。目では分からない。写真判定になった。 ハナ差。約7センチメートル。牝馬三冠の最終戦がハナ差で決したのは1994年のヒシアマゾンとチョウカイキャロル以来18年ぶりの三度目で、秋華賞では初めてだった。ジェンティルドンナは中央競馬史上十頭目の三冠馬となり、ヴィルシーナは桜花賞・優駿牝馬・秋華賞のすべてで二着という史上初の記録を負った。三冠すべてで同じ二頭が同じ順に並んだのも、史上初である。 内田は、あそこまで追い詰めた愛馬を立派だったと評し、同時にあらためて相手の強さを思い知らされたと振り返っている。
四つめの銀 ― エリザベス女王杯
11月11日、京都。古馬も走る牝馬のGIで、三歳のヴィルシーナは単勝1.9倍の1番人気に推された。2番人気フミノイマージンが5.4倍。雨で重くなった芝を好位の四番手で運び、被される形になって早めに動かされ、直線では先行から抜け出したオールザットジャズを捉えた。差し切った、と見えた。 だが真横に、もう一頭いた。7番人気の五歳馬レインボーダリア。後方から追い込んできた牝馬に、クビだけ先を越された。3着ピクシープリンセスまでアタマ差。三頭が2分16秒3で並び、いちばん前ではなかった。 桜花賞、優駿牝馬、秋華賞、エリザベス女王杯。一年のうちにGIで四度続けて二着になって、三歳の秋が終わった。年内はこれで休みに入る。六戦して一勝、あとの五つはすべて二着という一年だった。
紙一重が埋まる ― 二〇一三年ヴィクトリアマイル
四歳の始動に、陣営は牝馬限定の重賞を選ばなかった。3月31日の産経大阪杯、相手はオルフェーヴル。54キロで先行して直線を三番手で迎え、そこから後退して6着。牡馬の一線級にぶつけて態勢を整えるための一戦だった。 5月12日、東京の芝1600メートル。京都牝馬ステークスを勝ったハナズゴール、阪神牝馬ステークスを勝ったサウンドオブハート、同期のジョワドヴィーヴルらを差し置いて、単勝3.1倍の1番人気。GIはこれで五度目である。 二番手で運び、直線で一度はかわされて後れを取った。そこから徐々に加速して盛り返し、残り50メートルでマイネイサベルを差し返す。十番手から追い込んできた12番人気のホエールキャプチャが最後に並びかけたが、凌いだ。1分32秒4、ハナ差。今度は、先にゴール板を通過したのがヴィルシーナだった。 二着を五つ積み上げた牝馬の、初めてのGI。馬主となって八年目、八度目のGI挑戦だった佐々木は涙を流した。名を付けた榎本も泣いていた。
闘志のありか ― 一年の停滞
連覇どころか、勝つこと自体が遠くなった。 6月2日の安田記念はクレイグ・ウィリアムズを背に先行して8着。勝ったのはロードカナロアだった。秋は岩田康誠との再コンビで京都大賞典が8着、1番人気で臨んだエリザベス女王杯は失速し、三歳のメイショウマンボから0秒6離された10着。1枠1番を引いたジャパンカップも7着で、ゴールしたときにはまた前にジェンティルドンナがいた。 明けて2014年2月17日、重馬場の東京新聞杯は11着。1秒2をつけて先に入ったのはホエールキャプチャ――九か月前、ハナ差で凌いだ相手である。 体は問題ではなかった。それまで見合わせていた強い調整に耐えられるほど、五歳の身体は充実していた。欠けていたのは、勝ちたいという気持ちのほうだった。ここのところは先行して他馬にかわされる形の繰り返しだ、ならば短い距離で後方から運ばせて、敵をかわして勝つ感覚を思い出させてはどうか――内田はそう陣営に提案している。厩舎が考えたのは、どうすればこのレースで勝てるかではなく、どうすればこの牝馬にもう一度絶対に勝ちたいという気持ちを取り戻してもらえるか、だった。4月12日、阪神牝馬ステークスの1400メートル。あえて後方に待機させて、着順は11着。それでも内田は、他の馬に食らいついていこうという気持ちを取り戻してもらえたと実感していた。 二桁着順が二つ並んだ状態で、五月の府中を迎える。
十一番人気の逃げ ― 史上初の連覇
2014年5月18日、東京。ヴィクトリアマイルの中心は、前哨戦を勝った1番人気スマートレイアー、東京新聞杯を勝ち、二年前にはこのレースも制していたホエールキャプチャ、GIを三つ持つ四歳のメイショウマンボ、ジャパンカップ2着のデニムアンドルビー。前年の勝ち馬は、単勝28.3倍の11番人気だった。 だがこの日のヴィルシーナは、闘志に満ちていた。7枠14番から先手を主張し、内から出てきたクロフネサプライズを制してハナを奪う。三コーナーも四コーナーも先頭で回り、上がり34秒3で押し切った。1分32秒3。2着メイショウマンボに半馬身、3着ストレイトガールとはさらにアタマ差――この牝馬は翌年と翌々年、同じレースを続けて勝つことになる。 ヴィクトリアマイル史上初の連覇だった。前の二走はいずれも11着で、丸一年勝っていなかった。友道が語ったのは、体調ではなく心の話である。「この馬の持ち味である気持ちの面、勝負根性が影をひそめていたんです」[^1]。闘争心をどう引き出すかを考えながら調整してきた、と続けた。
出典:スポーツナビ「苦難1年―ヴィルシーナの“心”は甦った 劇的復活、史上初ヴィクトリアマイル連覇」2014年5月18日配信、https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201405180003-spnavi 、閲覧日:2026年7月30日。
一度だけ、前にいた ― 宝塚記念
6月29日、阪神。内田にはトーセンジョーダンの先約があり、二歳時以来となる福永祐一が代打に立った。8番人気。ゴールドシップ、ウインバリアシオン、そして六度目の対決になるジェンティルドンナが、同じゲートに入る。内田はこのレースを、トーセンジョーダンで10着に走っている。 好スタートからハナを奪い、前半1000メートルを62秒4。緩い流れを演出しておいて、後半は緩めずに刻み続けた。後方で瞬発力を溜めたい馬に、溜める時間を与えない。四つのコーナーをすべて先頭で回って、直線で捕まった。勝ったゴールドシップから0秒7差の3着。2着はカレンミロティックだった。 そしてジェンティルドンナは9着。生涯で最も低い着順である。桜花賞から数えて六度目、ヴィルシーナが初めてあの背中の前にいた。自分の脚で作った流れが、三冠牝馬の末脚を封じたのだった。
同じ日に降りる ― 最後の二戦と、その後
秋、エリザベス女王杯に内田が戻ってきた。京都の2200メートルで11着。勝ったのはラキシスだった。 12月28日、中山。1枠2番、12番人気。有馬記念でもヴィルシーナは先手を取り、三コーナーまで先頭で回って、そこから沈んだ。14着。この日の中山では、勝ったジェンティルドンナも、4着のジャスタウェイも、同じように最後の一戦を走っていた。三頭は同じ午後に、それぞれの旅を終えたことになる。 同日付で競走馬登録を抹消。21戦5勝、二着5回、三着2回、獲得賞金4億6079万5000円。年が明けて、安平のノーザンファームで繁殖牝馬になったことが伝えられた。 淀の秋に置き忘れたものは、四年後に妹が取り返した。同じ父と同じ母から出た青毛の全妹ヴィブロスが、2016年の秋華賞を差し切り、翌春にはドバイターフを勝つ。半弟シュヴァルグランは2017年のジャパンカップを制した。尻尾のない母の腹から、GIを勝つ三頭が出たことになる。 ヴィルシーナ自身の腹からも走る馬が出た。初仔ブラヴァスは2020年の新潟記念を、三番仔ディヴィーナは2023年の府中牝馬ステークスを勝った。どちらも佐々木の勝負服で、どちらも友道厩舎の管理馬である。母ハルーワスウィートも、この牝馬も、その仔たちも、みな同じ厩舎の馬房にいた。三代が同じ調教師の手で走ったことになる。 頂点、という名だった。その名の高さに手が届いたのは、五月の府中で二度。届かなかった日のほうがずっと多い。それでも二度目は、道中ずっと自分の前に一頭も置かないまま辿り着いている。いまも安平の牧場に、繁殖牝馬としてその名は残っている。
このサイトについて
名馬ジャーニーとは
名馬ジャーニーは、競馬の名レースと、引退した馬たちのその後を記録する、個人運営のアーカイブサイトです。数分のレースだけでなく、馬がターフを去ってからの時間まで辿れることを大切にしています。JRAなどの競馬主催者・関連団体とは関係のない、一人の競馬好きが続けている場所です。
情報について
本サイトの競走馬プロフィールやレース記録は、報道記事やWikipediaなど、一般に公開されている情報をもとに、当サイトの言葉で整理・編集しています。各馬の歩みをたどる読み物には、参考にした記事の出典を末尾に記載し、引用は必要な範囲にとどめています。
競走成績などのデータは、Wikipediaを主として一般に公開されている情報を参考に、当サイトが独自に整理・編集したものです。JRAの公式サイトやJRA-VAN、netkeibaといった競馬情報サービスのデータベースを転載・複製したものではありません。個人が公開情報をもとにまとめたものであり、内容の正確性を保証するものではありません。
文章の制作には生成AIを活用し、運営者が確認のうえ公開しています。ただし個人による運営で、一部は自動的に更新されるため、誤りや古くなった情報が含まれている場合があります。誤りにお気づきの際は、お知らせいただけると幸いです。馬券の購入その他の判断は、JRA・各主催者の公式発表にもとづき、ご自身の責任で行ってください。
画像について
本サイトに掲載している競走馬のイラストなどの画像は、AIで生成したオリジナルのものです。実在する写真を複製・加工したものではありません。競走馬の毛色や特徴を完全に再現できるものではない点は、あらかじめご了承ください。なお、映像のサムネイルは、YouTube上の各動画のサムネイル画像を表示しています。
映像について
本サイトのレース映像は、競馬主催者などの公式チャンネルが公開し、埋め込みを許可している動画だけを、YouTubeの標準的な埋め込み機能でご紹介しています。権利者に無断で転載された映像は扱いません。牧場の映像も同じ仕組みで、牧場や、牧場を訪ねた方々が自身のチャンネルで公開している動画をご紹介しています。
動画は埋め込み先でもYouTube上で再生され、再生数・広告収益はすべて各チャンネルに帰属します。あわせて各チャンネルの登録ボタンを設け、ご覧になった方が配信元のチャンネルへ辿り着けるようにしています。本サイトが動画ファイルを保存・配信することはありません。
名レースの記憶を残し、馬たちの引退後まで辿るこのサイトが、その映像を遺してくださった各チャンネルと、新しい競馬ファンとの出会いに少しでも役立てば幸いです。
広告について
本サイトは、運営を続けるための費用にあてるため、競走馬プロフィールや成績表など、当サイトが制作したコンテンツが主体のページに広告を掲載することがあります。動画の視聴が主となる場面には広告を置きません。アフィリエイトリンクなどを掲載する場合は、広告であることがわかる表示を行います。
アクセス解析について
本サイトは、閲覧状況の把握と改善のため、Googleアナリティクスを利用しています。GoogleアナリティクスはCookieを用いてアクセス情報を収集しますが、個人を特定する情報は含まれません。仕組みの詳細はGoogleのポリシーと規約をご確認ください。Cookieは、お使いのブラウザの設定で無効にすることもできます。
免責事項
掲載内容には正確を期していますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。本サイトの利用、およびリンク先の外部サイトの利用によって生じた損害について、運営者は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
お問い合わせ・権利者の方へ
掲載内容についてのお問い合わせ、誤りのご指摘、掲載をご希望されない場合の削除・修正のご依頼を承ります。権利者やご関係者の方からのお申し出には、内容を確認のうえ、速やかに対応いたします。お問い合わせ先は、準備が整い次第このページに掲載いたします。映像については、各チャンネル側の設定でも表示を停止いただけます。