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サンライズアース
通算成績10戦3勝
獲得賞金2億2,004万円
生年月日 2021.02.06(令和3年)毛色 栗毛性 牡
全成績
主要戦績(抜粋)・新しい順| 年月日 | 着順 | レース | コース | 人気 | 騎手 | タイム | 上り3F | 映像 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 15 | GIジャパンカップ | 東京 芝2400 | 8人気 | 池添謙一 | 2:23.0 | 上り36.7 | 映像 | |
| 2 | GII京都大賞典 | 京都 芝2400 | 2人気 | 池添謙一 | 2:24.0 | 上り35.0 | 映像 | |
| 4 | GI天皇賞(春) | 京都 芝3200 | 2人気 | 池添謙一 | 3:14.8 | 上り36.4 | 映像 | |
| 1 | GII阪神大賞典 | 阪神 芝3000 | 4人気 | 池添謙一 | 3:03.3 | 上り35.0 | 映像 | |
| 2 | 早春S | 東京 芝2400 | 4人気 | 菅原明良 | 2:25.2 | 上り34.9 | — | |
| 16 | GII日経新春杯 | 中京 芝2200 | 6人気 | 池添謙一 | 2:14.0 | 上り40.0 | 映像 | |
| 4 | GI東京優駿 | 東京 芝2400 | 15人気 | 池添謙一 | 2:25.0 | 上り34.4 | 映像 | |
| 12 | GI皐月賞 | 中山 芝2000 | 12人気 | M.デムーロ | 1:58.5 | 上り35.2 | 映像 | |
| 1 | LすみれS | 阪神 芝2200 | 7人気 | M.デムーロ | 2:12.0 | 上り35.0 | — | |
| 取 | GIホープフルS | 中山 芝2000 | M.デム | — | 映像 | |||
| 1 | 2歳新馬 | 京都 芝2000 | 7人気 | M.デムーロ | 2:01.4 | 上り35.2 | — |
血統
金色の名は 名馬ジャーニー に掲載 — その馬のページへ| 父レイデオロRey de Oro | キングカメハメハKing Kamehameha | Kingmambo |
| マンファスManfath | ||
| ラドラーダ | シンボリクリスエスSymboli Kris S | |
| レディブロンド | ||
| 母シャンドランジュ | マンハッタンカフェManhattan Cafe | サンデーサイレンスSunday Silence |
| サトルチェンジSubtle Change | ||
| ハルーワソングHalwa Song | Nureyev | |
| Morn of Song |
旅程 — この馬の物語
2021年生まれの栗毛の牡馬。父レイデオロ、母シャンドランジュ。主な勝ち鞍は阪神大賞典。
大地を負う名 ― 血の話
父はダービーと天皇賞(秋)を制したレイデオロ。母シャンドランジュの牝系には、祖母ハルーワソング、その母モーンオブソングと、「歌(Song)」の名が連なる。安平のノーザンファームに生まれた栗毛の牡馬は、昇る朝日と大地の名を与えられた。サンライズアース。 この馬の値打ちは、まず母系にある。祖母ハルーワソングは、大舞台で弾ける血の源だ。その娘ハルーワスウィートからは、ヴィクトリアマイルを連覇したヴィルシーナ、秋華賞とドバイターフを勝ったヴィブロス、ジャパンカップを制したシュヴァルグラン――GIを勝った三きょうだいが出た。サンライズアースには、いとこにあたる血である。母シャンドランジュが産んだ半兄セラフィックコールは、ダートの長丁場でダイオライト記念を連覇した実力馬だ。爆発力と、底力。血の下地は、はじめから厚かった。 2023年10月、京都の芝2000m。ミルコ・デムーロを背に、7番人気の下馬評をくつがえして新馬戦を勝ち上がる。良血の子の旅は、静かに動き出した。
気性という宿題 ― 躓きの三歳春
良血は、すぐには素直に走らなかった。年末のホープフルステークスは、左前の挫石で出走取消。走る前に、初めての大舞台を見送っている。 明けて2024年、阪神のすみれステークスをデムーロとともに制し、クラシックへの椅子をつかんだ。だが皐月賞では、有り余る力が仇になる。気持ちが前へ行きすぎて折り合いを欠き、12着。鞍上のデムーロは、力がありすぎて集中しきれない若さを敗因に挙げた。素質は疑いようがなく、それを御しきれないのもまた事実だった。宿題は、気性である。
府中の長い脚 ― 池添謙一が見たもの
日本ダービー。手綱がミルコ・デムーロから池添謙一へと渡る。かつて三冠馬オルフェーヴルを駆った男が、15番人気の伏兵に跨った。 スタートは決まらなかった。後方からの追走を強いられ、勝負どころでも位置は取れない。それでも直線、外へ持ち出したサンライズアースは、上がり34秒4の長い脚で伸び続け、前の馬たちを一頭また一頭と差し返していく。勝ったダノンデサイルには届かず4着。だが着順以上に、その末脚が府中に残った。 池添は、まだ気持ちも体も出来上がっていない馬だと見ていた。ただ、秘めた素質は本物だと。以後この馬の手綱は、ベテランの手に委ねられていく。長い脚をどこで解き放つか――それを探す旅が、ここから始まった。
淀の三千メートル ― 重賞初制覇
答えは、距離にあった。 2025年の始動戦、日経新春杯は16着の大敗。中京の2200mに、この馬の良さは映らなかった。だが東京の早春ステークスで菅原明良とともに2着へ巻き返すと、陣営は矛先を長距離へ向ける。 3月、阪神大賞典。芝3000m。池添はサンライズアースを果敢に前へ送り、先頭でレースを引っ張った。道中で一度ハナを譲って二番手に控え、直線でもう一度先頭に立つ。突き放すと、後続はもう追ってこない。2着マコトヴェリーキーにつけた差は、6馬身。4番人気での重賞初制覇だった。 ダートの長丁場で鳴らした半兄セラフィックコールの血が、芝の三千で花を開いた。持て余していた力の置きどころが、ようやく定まった一日だった。
春の盾、そして休みへ
重賞馬となって迎えた天皇賞(春)。3200mの京都で、サンライズアースは2番人気に支持されるまでになっていた。伏兵は、いつのまにか本命の一角にいる。結果はヘデントールらに屈しての4着。それでも長距離での確かさは本物で、秋の京都大賞典もディープモンスターに次ぐ2着とまとめた。 ジャパンカップは15着に沈み、暮れの有馬記念を目前にした12月、右前脚に浅屈腱炎が見つかる。長い休養が要ることになり、大一番の舞台には立てなかった。 10戦3勝。数の上では派手ではない。けれど、有り余る力に手を焼かれた良血が、池添謙一とともに長距離という居場所を見つけ、淀の三千を6馬身突き抜けた歩みは、確かにこの馬だけのものだ。昇る朝日の名を負った栗毛は、いま牧場で脚を癒している。大地を蹴って再び走り出す日を、静かに待っている。
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