名馬の記憶を、
再生する。
サイトの出馬表
このサイトの、すべての入口。- 今週の競馬WEEKLY重賞日程・観戦コラム・展開シミュレーション
- 名馬録HORSES馬柱と映像で辿る、一頭の全成績と引退後
- レースRACES重賞ごとの歴代優勝馬と、その映像
- 年表TIMELINE一年一走 — 1950年から、年ごとの紙面で
- 物語STORIES三冠馬の系譜、芦毛の怪物たち — 連載読み物
- 牧場帖BOKUJŌ-CHŌ北海道 — 引退馬たちの「いま」を訪ねる帳面
- ドリームレースDREAM時代を越えた夢の一戦を、千回走らせる
- このサイトについてABOUT方針・映像と画像の扱い・お問い合わせ
物語で辿る
テーマ別に名馬の歴史を読む・観る年表ICHINEN-ISSO — 2400m
牧場帖
一年ずつ、顔ぶれをたどる。引退した名馬たちの繋養・在籍と映像を綴る帳面。名馬録
スライダーを動かすと、その世代に生まれた馬を獲得賞金の多い順で表示します。
シュトラウス
通算成績14戦4勝
獲得賞金1億337万円
生年月日 2021.01.24(令和3年)毛色 黒鹿毛性 牡
全成績
主要戦績(抜粋)・新しい順| 年月日 | 着順 | レース | コース | 人気 | 騎手 | タイム | 上り3F | 映像 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 12 | GIチャンピオンズマイル | シャティン 芝1600 | 6人気 | J.モレイラ | — | 映像 | ||
| 1 | OPアブダビゴールドC | アラブ首長国連邦 芝1600 | 1人気 | J.モレイラ | 1:33.9 | — | — | |
| 6 | ラッセルボールディン | ランドウィック 芝1300 | 6人気 | モレイラ | — | — | ||
| 3 | GIIICBC賞 | 中京 芝1200 | 4人気 | 杉原誠人 | 1:07.5 | 上り32.6 | 映像 | |
| 13 | GIIIエプソムカップ | 東京 芝1800 | 3人気 | 北村宏司 | 1:45.5 | 上り36.7 | 映像 | |
| 1 | L白富士S | 東京 芝2000 | 2人気 | 北村宏司 | 1:59.1 | 上り34.3 | — | |
| 2 | Lオーロカップ | 東京 芝1400 | 5人気 | 北村宏司 | 1:20.7 | 上り34.3 | — | |
| 6 | LパラダイスS | 東京 芝1400 | 3人気 | 杉原誠人 | 1:21.8 | 上り34.3 | — | |
| 16 | GINHKマイルカップ | 東京 芝1600 | 9人気 | 北村宏司 | 1:34.0 | 上り34.1 | 映像 | |
| 9 | GIII中スポ賞ファルコンS | 中京 芝1400 | 3人気 | 北村宏司 | 1:21.0 | 上り34.1 | 映像 | |
| 10 | GI朝日杯フューチュリティステークス | 阪神 芝1600 | 2人気 | T.マーカンド | 1:34.6 | 上り36.2 | 映像 | |
| 1 | GII東京スポーツ杯2歳S | 東京 芝1800 | 4人気 | J.モレイラ | 1:46.5 | 上り34.9 | 映像 | |
| 3 | GIIIサウジアラビアロイヤルカップ | 東京 芝1600 | 2人気 | C.ルメール | 1:33.7 | 上り34.3 | 映像 | |
| 1 | 2歳新馬 | 東京 芝1600 | 1人気 | D.レーン | 1:36.9 | 上り34.5 | — |
血統
金色の名は 名馬ジャーニー に掲載 — その馬のページへ| 父モーリスMaurice | スクリーンヒーローScreen Hero | グラスワンダーGrass Wonder |
| ランニングヒロイン | ||
| メジロフランシス | カーネギーCarnegie | |
| メジロモントレー | ||
| 母ブルーメンブラットBlumenblatt | アドマイヤベガAdmire Vega | サンデーサイレンスSunday Silence |
| ベガ | ||
| マイワイルドフラワーMy Wild Flower | Topsider | |
| Wildwook |
旅程 — この馬の物語
2021年生まれの黒鹿毛の牡馬。父モーリス、母ブルーメンブラット。主な勝ち鞍は東京スポーツ杯2歳S。
花束という名 ― 二つの海を渡る血
母の名はブルーメンブラット。ドイツ語で「花びら」を意味するその黒鹿毛は、二〇〇八年のマイルチャンピオンシップを吉田豊で制し、牝馬として史上五頭目のマイル女王に名を連ねた。北海道で繁殖に上がった母は、以後も花の名を負った仔を次々と送り出す——全兄ブルメンダールをはじめ、ヴィルデローゼ、ブルーメンクローネ、リンゲルブルーメと、花の名のきょうだいが並ぶ。母系は、名前でつくった一つの花壇のようだった。 その花壇に生まれた黒鹿毛の牡馬に与えられた名が、シュトラウス。ドイツ語の「ブルーメンシュトラウス」=花束に由来する。母の咲かせた花々を、一つに束ねる名前だった。 父はモーリス。天皇賞・秋を勝ち、香港マイルとチャンピオンズマイルを続けて奪った、海を渡って本物になった名マイラーである。母もまた、マイルGIを勝った牝馬だった。父から受け継ぐ海外への資質と、母から受け継ぐマイルの適性。配合表は、はっきりと一つの距離を指していた。 二〇二三年六月、東京の芝千六百。デビュー戦の鞍上はダミアン・レーン。一番人気に応えて好位から抜け出し、シュトラウスは危なげなく初勝利を飾る。束ねられた花は、まず順当にほどけはじめた。
出世レース ― モレイラの太鼓判
二戦目のサウジアラビアロイヤルカップは、二番人気で三着。勝ったのは無敗のまま評判を上げていくゴンバデカーブース、二着はボンドガール。世代の期待を背負う二頭を追って、シュトラウスは直線でしぶとく脚を伸ばした。負けはしたが、器の大きさを感じさせる走りだった。 迎えた十一月の東京スポーツ杯二歳ステークス。のちの名馬を数多く送り出してきた「出世レース」である。鞍上には、香港からジョアン・モレイラが招かれた。四番人気。三番手の好位で折り合うと、直線半ばで持ったまま抜け出し、二番手で粘るシュバルツクーゲルを一馬身半突き放してみせる。母ブルーメンブラットの産駒で初めての重賞制覇、それも重厚なGIIだった。 モレイラは、この馬の将来に太鼓判を押した。素晴らしい未来がある——名手のその評価は、まだ二歳の黒鹿毛に、大きすぎるほどの期待を背負わせた。
約束の裏側 ― 春の失速
期待は、すぐには実らなかった。年末の朝日杯フューチュリティステークスは二番人気に推されながら十着。明けて三歳、中京のファルコンステークスは三番人気で九着に沈む。 決定的だったのは五月のNHKマイルカップだった。マイルの申し子として血統から待望された舞台で、九番人気の低評価、そして十六着——キャリアで最も苦い大敗である。父と母がともに勝ってみせたマイルGIは、息子にはまだ遠かった。 二歳の秋にモレイラが約束した未来は、束ねたはずの花束がほどけていくように、いったん手からこぼれ落ちた。名馬の血を引くことは、名馬であることを保証しない。その当たり前の現実を、シュトラウスはまず突きつけられた。
距離を探して ― 白富士Sの復活
陣営は、この馬の居場所を探しはじめる。三歳夏、東京千四百のパラダイスステークスは六着、秋のオーロカップは二着。あと一歩が続いた。 転機は明けて四歳、二〇二五年二月、東京二千メートルの白富士ステークス。二番人気のシュトラウスは、北村宏司の手綱でしぶとく抜け出し、一年以上ぶりの勝利を掴む。マイルより長い距離で、彼はようやく勝ち味に戻ってきた。 だが定まりはしなかった。続くエプソムカップは三番人気で十三着と大きく崩れ、夏のCBC賞では一転して千二百メートルの短距離へ。そこでも上がり三二秒六の脚を使って三着に食い込む。二千で勝ち、千二百で好走する——距離を決めきれないまま、それでもどこでも走れる馬。母の産んだ花束は、一色には染まらなかった。
海を渡る ― アブダビの初勝利
父モーリスは、日本で頭打ちになりかけたところから海を渡り、香港で本物になった馬だった。息子もまた、答えを国外に求める。 二〇二五年十月、シュトラウスはオーストラリアへ飛ぶ。ランドウィックのラッセルボールディンステークス、千三百メートル。手綱には、二歳の秋以来となるモレイラが戻ってきた。結果は六着。だが遠征の歯車は、ここから噛み合いはじめる。 二〇二六年二月、アラブ首長国連邦。新設のアブダビゴールドカップ、芝千六百。一番人気のシュトラウスは、モレイラが前の開いた一瞬を突いて追い出すと、一気に伸びて抜け出した。海外初勝利、それも記念すべき第一回の勝ち馬として、その名は刻まれる。武井亮調教師は、これまで挙げてきたどの白星よりも嬉しいと声を弾ませた。父が渡った海の道を、息子もまた、たしかに歩きはじめていた。
父の芝で ― シャティンへ
二〇二六年四月二十六日、香港・シャティン競馬場。チャンピオンズマイル。ちょうど十年前、父モーリスが日本馬として初めて勝ち名乗りを上げた、まさにその舞台だった。 シュトラウスは六番人気の十二着に終わる。序盤で行きたがって脚を使い、直線では前を塞がれて行き場を失った。父が駆け抜けた同じ芝で、息子は最後まで見せ場をつくれなかった。 それでも——二歳の秋、モレイラが太鼓判を押した素晴らしい未来は、GIのタイトルという形にはならなかったかもしれない。だが、母が咲かせた花束の名を負ったこの黒鹿毛は、その名のとおり、日本から豪州、中東、そして父の走った香港の芝まで、いくつもの土地へ自らの花を束ねて運んだ。 放牧地で英気を養う現在も、シュトラウスの旅はまだ終わっていない。次にゲートが開く日、束ねられた花がどこでほどけるのか——それは、まだ誰にもわからない。
このサイトについて
名馬ジャーニーとは
名馬ジャーニーは、競馬の名レースと、引退した馬たちのその後を記録する、個人運営のアーカイブサイトです。数分のレースだけでなく、馬がターフを去ってからの時間まで辿れることを大切にしています。JRAなどの競馬主催者・関連団体とは関係のない、一人の競馬好きが続けている場所です。
情報について
本サイトの競走馬プロフィールやレース記録は、報道記事やWikipediaなど、一般に公開されている情報をもとに、当サイトの言葉で整理・編集しています。各馬の歩みをたどる読み物には、参考にした記事の出典を末尾に記載し、引用は必要な範囲にとどめています。
競走成績などのデータは、Wikipediaを主として一般に公開されている情報を参考に、当サイトが独自に整理・編集したものです。JRAの公式サイトやJRA-VAN、netkeibaといった競馬情報サービスのデータベースを転載・複製したものではありません。個人が公開情報をもとにまとめたものであり、内容の正確性を保証するものではありません。
文章の制作には生成AIを活用し、運営者が確認のうえ公開しています。ただし個人による運営で、一部は自動的に更新されるため、誤りや古くなった情報が含まれている場合があります。誤りにお気づきの際は、お知らせいただけると幸いです。馬券の購入その他の判断は、JRA・各主催者の公式発表にもとづき、ご自身の責任で行ってください。
画像について
本サイトに掲載している競走馬のイラストなどの画像は、AIで生成したオリジナルのものです。実在する写真を複製・加工したものではありません。競走馬の毛色や特徴を完全に再現できるものではない点は、あらかじめご了承ください。なお、映像のサムネイルは、YouTube上の各動画のサムネイル画像を表示しています。
映像について
本サイトのレース映像は、競馬主催者などの公式チャンネルが公開し、埋め込みを許可している動画だけを、YouTubeの標準的な埋め込み機能でご紹介しています。権利者に無断で転載された映像は扱いません。牧場の映像も同じ仕組みで、牧場や、牧場を訪ねた方々が自身のチャンネルで公開している動画をご紹介しています。
動画は埋め込み先でもYouTube上で再生され、再生数・広告収益はすべて各チャンネルに帰属します。あわせて各チャンネルの登録ボタンを設け、ご覧になった方が配信元のチャンネルへ辿り着けるようにしています。本サイトが動画ファイルを保存・配信することはありません。
名レースの記憶を残し、馬たちの引退後まで辿るこのサイトが、その映像を遺してくださった各チャンネルと、新しい競馬ファンとの出会いに少しでも役立てば幸いです。
広告について
本サイトは、運営を続けるための費用にあてるため、競走馬プロフィールや成績表など、当サイトが制作したコンテンツが主体のページに広告を掲載することがあります。動画の視聴が主となる場面には広告を置きません。アフィリエイトリンクなどを掲載する場合は、広告であることがわかる表示を行います。
アクセス解析について
本サイトは、閲覧状況の把握と改善のため、Googleアナリティクスを利用しています。GoogleアナリティクスはCookieを用いてアクセス情報を収集しますが、個人を特定する情報は含まれません。仕組みの詳細はGoogleのポリシーと規約をご確認ください。Cookieは、お使いのブラウザの設定で無効にすることもできます。
免責事項
掲載内容には正確を期していますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。本サイトの利用、およびリンク先の外部サイトの利用によって生じた損害について、運営者は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
お問い合わせ・権利者の方へ
掲載内容についてのお問い合わせ、誤りのご指摘、掲載をご希望されない場合の削除・修正のご依頼を承ります。権利者やご関係者の方からのお申し出には、内容を確認のうえ、速やかに対応いたします。お問い合わせ先は、準備が整い次第このページに掲載いたします。映像については、各チャンネル側の設定でも表示を停止いただけます。