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シルバーレシオ
通算成績8戦3勝
獲得賞金9,404万円
生年月日 2023.02.11(令和5年)毛色 鹿毛性 牡
全成績
主要戦績(抜粋)・新しい順| 年月日 | 着順 | レース | コース | 人気 | 騎手 | タイム | 上り3F | 映像 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | JpnⅠ東京ダービー | 大井 ダ2000 | 1人気 | 岩田望来 | 2:04.6 | 上り37.5 | — | |
| 1 | GIIIユニコーンS | 京都 ダ1900 | 2人気 | 岩田望来 | 1:57.5 | 上り36.1 | 映像 | |
| 1 | 3歳1勝クラス | 阪神 ダ1800 | 1人気 | 岩田望来 | 1:50.2 | 上り35.1 | — | |
| 2 | 3歳1勝クラス | 京都 ダ1800 | 1人気 | 岩田望来 | 1:53.0 | 上り36.7 | — | |
| 2 | 3歳1勝クラス | 京都 ダ1800 | 3人気 | 岩田望来 | 1:53.8 | 上り36.1 | — | |
| 4 | 2歳1勝クラス | 中山 ダ1800 | 1人気 | 岩田望来 | 1:54.6 | 上り38.0 | — | |
| 1 | 2歳未勝利 | 京都 ダ1800 | 1人気 | 岩田望来 | 1:52.3 | 上り37.8 | — | |
| 6 | 2歳新馬 | 函館 芝1800 | 4人気 | 佐々木大輔 | 1:50.6 | 上り38.0 | — |
血統
金色の名は 名馬ジャーニー に掲載 — その馬のページへ| 父ルヴァンスレーヴLe Vent Se Leve | シンボリクリスエスSymboli Kris S | Kris S. |
| Tee Kay | ||
| マエストラーレ | ネオユニヴァースNeo Universe | |
| オータムブリーズ | ||
| 母シルバーポジー | クロフネKurofune | フレンチデピュティFrench Deputy |
| ブルーアヴェニューBlue Avenue | ||
| ビーポジティブ | サンデーサイレンスSunday Silence | |
| フェアリードールFairy Doll |
旅程 — この馬の物語
2023年生まれの鹿毛の牡馬。父ルヴァンスレーヴ、母シルバーポジー。主な勝ち鞍はユニコーンS。
白銀の比率 ― 名前と血の数学
シルバーレシオ、という名には数学がある。 白銀比——正確には1対1.414…、√2を含む矩形の比率で、A4用紙を半分に折っても同じ形に戻るあの比だ。馬名の由来は母シルバーポジーの「シルバー」を継ぎ、そこに比率の意を加えた。芦毛の母から鹿毛の牡が生まれたように、血は継がれながら形を変える。 2023年2月11日、ノーザンファームで生まれた。父はルヴァンスレーヴ——シンボリクリスエスの血を引くダートの強者で、2017年の全日本2歳優駿を制し、2018年はジャパンダートダービー・マイルチャンピオンシップ南部杯・チャンピオンズカップを勝って同年のJRA最優秀ダートホースに輝いた名馬だ。その父の仔が、あの舞台に帰ってくる日を、まだ誰も知らない。 馬主はサンデーレーシング、調教師は栗東の野中賢二。初戦の鞍上は佐々木大輝騎手だった。2025年7月、函館の芝1800m。4番人気で挑んだ新馬戦は6着。ダートの父から生まれた仔馬は、芝の洗礼を受けて競馬を学んだ。
岩田望来と歩む ― 試練の冬
芝から砂へ。転向2戦目の京都ダート1800mで、シルバーレシオは1番人気に推された。手綱を引き取ったのは岩田望来——以来、この馬の旅はほぼ二人三脚となる。 2025年10月、未勝利戦を勝ち上がる。それが起点になる、はずだった。 ところが暮れの中山、2歳1勝クラスで4着。年が明けた2026年の京都1800mでは、1月10日・1月31日と連続して2着、僅差での惜敗が続いた。3番人気・1番人気と支持されながら、ゴール前で届かない。岩田は手を尽くしながら、馬の成熟を待った。「良くなるのは秋くらいなのかな、と思っていました」——彼が後に語ったのは、辛抱強い観察者の言葉だった。 4月の阪神、3歳1勝クラス。今度は1番人気に応えた。前を走る馬を1頭ずつ交わし、上がり35秒1でゴールを越える。2着が続いた冬を経て、春の陽射しの下で掴んだ勝利だった。
父の舞台へ ― ユニコーンステークス制覇
2026年5月2日、京都競馬場。稍重のダート1900m、第31回ユニコーンステークス。 重賞は初挑戦だった。2番人気。道中はリズムを守って後方に控え、向こう正面から徐々に進出する。直線、外から馬場の真ん中へ持ち出すと、ゴール前で1番人気メルカントゥールとの叩き合いになった。クビ差——シルバーレシオがわずかに前にいた。 これはルヴァンスレーヴがかつて制した舞台だった。2018年のこのレース、圧勝した父の足跡が、八年後の同じ土俵に重なった。シルバーレシオはルヴァンスレーヴ産駒のJRA重賞初制覇という意味も背負って、そのゴールを越えた。 岩田望来は言った。「ポテンシャルで重賞を勝ってくれました。このまま無事にいれば、大きいところを狙えると思います」[^1]。
出典:東京スポーツ・サンケイスポーツ 2026年5月2日配信、閲覧日:2026年6月25日。
大井の夜 ― 東京ダービーへ
ユニコーンSの勝利から5週、シルバーレシオはそのまま大井競馬場へ向かった。第72回東京ダービー、JpnI、ダート2000m。中央のJRA馬として、地方の頂点に挑む。 1番人気を背負った。岩田望来も同じ鞍の上にいた。夜のナイター、砂を蹴って後方からじわじわと上がる——ユニコーンSと同じ弧を描くように。しかし直線、フィンガーを交わしきれなかった。2着。岩田は「1番強い競馬をしてくれたと思います。最後は手前も変えていなかったのですが、その辺りかなと思います。勝てなかったのは残念ですが、力は証明してくれましたし、秋以降に期待したいと思います」[^1]と語った。 まだ3歳の春。8戦3勝。白銀比はその形を変えながら、走り続ける。秋にその先が待っている。
出典:産経スポーツ 2026年6月10日配信、閲覧日:2026年6月25日。
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