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ローディアマント
通算成績18戦3勝
獲得賞金9,929万円
生年月日 2020.03.29(令和2年)毛色 鹿毛性 セン
全成績
主要戦績(抜粋)・新しい順| 年月日 | 着順 | レース | コース | 人気 | 騎手 | タイム | 上り3F | 映像 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | JGⅢ新潟ジャンプS | 新潟 障3250 | 3人気 | 伴啓太 | 3:29.3 | 上り12.9 | ![]() | |
| 5 | JGⅢ東京ジャンプS | 東京 障3110 | 5人気 | 伴啓太 | 3:24.6 | 上り13.2 | ![]() | |
| 13 | JGⅢ小倉ジャンプS | 小倉 障3390 | 3人気 | 伴啓太 | 4:08.0 | 上り14.6 | ![]() | |
| 1 | JGⅢ京都ジャンプS | 京都 障3170 | 6人気 | 伴啓太 | 3:37.3 | 上り13.7 | ![]() | |
| 4 | JGⅢ新潟ジャンプS | 新潟 障3250 | 7人気 | 伴啓太 | 3:31.2 | 上り13.0 | ![]() | |
| 2 | 障害4歳上OP | 新潟 障2890 | 1人気 | 伴啓太 | 3:11.8 | 上り13.3 | ||
| 2 | 障害4歳上OP | 小倉 障3390 | 5人気 | 伴啓太 | 3:49.1 | 上り13.5 | ||
| 2 | 障害3歳上OP | 福島 障3380 | 5人気 | 金子光希 | 3:46.2 | 上り13.4 | ||
| 1 | 障害3歳上未勝利 | 新潟 障2850 | 1人気 | 伴啓太 | 3:06.8 | 上り13.1 | ||
| 2 | 障害3歳上未勝利 | 福島 障2770 | 3人気 | 伴啓太 | 3:03.6 | 上り13.3 | ||
| 4 | 障害4歳上未勝利 | 福島 障2770 | 7人気 | 伴啓太 | 3:03.8 | 上り13.3 | ||
| 8 | 障害4歳上未勝利 | 小倉 障2860 | 9人気 | 大庭和弥 | 3:14.2 | 上り13.6 | ||
| 5 | 3歳未勝利 | 新潟 芝2200 | 8人気 | 武藤雅 | 2:14.9 | 上り37.7 | ||
| 3 | 3歳未勝利 | 新潟 芝2400 | 7人気 | 武藤雅 | 2:27.3 | 上り36.2 | ||
| 6 | 3歳未勝利 | 東京 芝2400 | 6人気 | 荻野極 | 2:29.3 | 上り35.1 | ||
| 10 | 3歳未勝利 | 中山 ダ1800 | 11人気 | 石川裕紀人 | 1:55.1 | 上り39.6 | ||
| 11 | 3歳未勝利 | 東京 ダ2100 | 5人気 | T.バシュロ | 2:13.4 | 上り40.4 | ||
| 11 | 2歳新馬 | 中山 芝2000 | 1人気 | C.ルメール | 2:05.0 | 上り36.0 |
血統
金色の名は掲載馬 — その馬のページへ/点線の名は押すと一言解説| 父サトノダイヤモンドSatono Diamond | ディープインパクトDeep Impact | |
| Monturani | ||
| Mezzogiorno |
旅程 — この馬の物語
2020年生まれの鹿毛のせん馬。父サトノダイヤモンド、母ブロッサムレーン。主な勝ち鞍は京都ジャンプS・新潟ジャンプS。
原石という名
2020年3月29日生まれの鹿毛。父は菊花賞と有馬記念を制したサトノダイヤモンド、母は欧州の血を引くブロッサムレーン。馬名は父の名から連想した、ドイツ語で「ダイヤの原石」を意味する言葉である。磨けば光る、まだ磨かれていない石――その名には、静かな期待が込められていた。デビューは2022年12月17日、中山の芝2000mの新馬戦。鞍上にルメールを迎え、単勝1番人気に推される。だが結果は11着。名門の血と一流の鞍上をもってしても、原石はまだ、光り方を知らなかった。
平地では光らず
明けて2023年、ダートに矛先を向けるも11着、10着と大敗する。走る舞台が違うのか――去勢を経て芝の未勝利戦に戻ってからも、6着、3着、5着。8月の新潟で見せた3着が精一杯で、勝ち星には手が届かない。やがて放牧へ。平地に、この馬の居場所はなかった。
跳ぶことを覚えて
古馬になった2024年、陣営はローディアマントを障害に転じさせる。2月の小倉で初めて障害に挑んで8着。だが4月から手綱を握ったのが、伴啓太だった。デビュー13年目、まだ重賞に手の届かない障害騎手である。原石と、その磨き手。二人は福島で、新潟で、少しずつ呼吸を合わせていった。そして10月12日、新潟の障害未勝利戦。好スタートからハナに立つと、最後の直線で後続に7馬身の差をつける。待ち望んだ初勝利だった。跳ぶことを覚えた石は、ようやく自分の走り方を見つける。だが勝ち上がってからはオープンの壁が立ちはだかり、幾度も2着に泣いた。あと一つが、届かない。光りかけては、また翳る日々が続いた。
京都、光を放つ
2025年11月8日、京都競馬場。障害重賞・京都ジャンプステークス(J・GⅢ)。6番人気という評価は、それまで重ねた惜敗の裏返しでもあった。伴啓太は道中を2番手で進めると、最後の直線で先頭へ。外から迫るディナースタとフェーレンベルクの追撃を際どく振り切って、ゴールへ飛び込んだ。人馬ともに、重賞初制覇。伴にとっては、デビュー13年目で初めて手にした重賞のタイトルだった。父サトノダイヤモンドが磨かれた「ダイヤモンド」なら、この馬はずっと「原石」だった。信じて跳び続けた磨き手を得て、京都の芝で、確かに光った。 明けて2026年は小倉で13着、東京で5着と、また勝ち星から遠ざかる。そして夏、陣営が狙いを定めたのは、この馬が初めて勝ち星を挙げた競馬場だった。
新潟、首だけ前へ
2026年8月15日、新潟競馬場の障害3250メートル。新潟ジャンプステークス。一年前、同じ舞台では4着に敗れている。11頭立ての3番人気。 2週前の追い切りで、伴啓太は手応えの薄さを感じ取っていた。尾関知人と話し、1週前にきつく追う。それが利いた。今週の動きは今年いちばん、昨年の充実期に近い――そう思える状態で当日を迎えたと、伴は明かしている。 道中はほぼ2番手。ペースをどうこうするより、この馬の機嫌を損なわずに運ぶことだけを考えた。先に前へ出たヴェールランスが並びかけてくると、ローディアマントは少し掛かった。だが声をかけると、意識はすぐ戻ってきた。相手は平地の力が上である。ならば早めに並びかけて消耗戦に持ち込むしかない――狙い通りだった。最終障害は踏み切りが合い、いい跳びが出る。最後は脚が上がりかけたが、なんとか踏ん張った。長い叩き合いは、首だけ前に出たところがゴールだった。勝ちタイムは3分29秒3。 自分の馬がいちばん強いと信じて乗った、と伴は振り返っている。尾関もまた、得意の競馬場だからこのレースを狙っていたと明かした。この馬には左にモタれる癖がある。その日、左にいたのは競り合う2着馬だった。癖がそのまま闘志に変わった、というのが師の見立てである。 障害重賞2勝目。平地では六戦して一度も勝てず、去勢を経て、跳ぶことを覚えてからようやく光り始めた馬だ。ダイヤの原石という名は、ずいぶん長いあいだ皮肉のように響いていた。二度目の重賞のゴール板を先頭で越えたいま、その名はただの事実として、この鹿毛によく似合っている。
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