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リアライズシリウス
通算成績6戦3勝
獲得賞金1億7,418万円
生年月日 2023.03.14(令和5年)毛色 芦毛性 牡
全成績
主要戦績(抜粋)・新しい順| 年月日 | 着順 | レース | コース | 人気 | 騎手 | タイム | 上り3F | 映像 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 7 | GI東京優駿 | 東京 芝2400 | 2人気 | 津村明秀 | 2:23.1 | 上り34.6 | 映像 | |
| 2 | GI皐月賞 | 中山 芝2000 | 4人気 | 津村明秀 | 1:56.7 | 上り34.4 | 映像 | |
| 1 | GIII共同通信杯 | 東京 芝1800 | 2人気 | 津村明秀 | 1:45.5 | 上り34.1 | 映像 | |
| 5 | GI朝日杯フューチュリティステークス | 阪神 芝1600 | 4人気 | 津村明秀 | 1:34.0 | 上り35.4 | 映像 | |
| 1 | GIII新潟2歳S | 新潟 芝1600 | 1人気 | 津村明秀 | 1:33.4 | 上り33.4 | 映像 | |
| 1 | 2歳新馬 | 東京 芝1600 | 1人気 | 津村明秀 | 1:35.7 | 上り34.8 | — |
血統
金色の名は 名馬ジャーニー に掲載 — その馬のページへ| 父ポエティックフレアPoetic Flare | Dawn Approach | New Approach |
| Hymn of the Dawn | ||
| Maria Lee | ロックオブジブラルタル | |
| Elida | ||
| 母レッドミラベル | ステイゴールドStay Gold | サンデーサイレンスSunday Silence |
| ゴールデンサッシュ | ||
| ダンスーズデトワールDanseuse d'Etoile | Highest Honor | |
| Latifolia |
旅程 — この馬の物語
2023年生まれの芦毛の牡馬。父ポエティックフレア、母レッドミラベル。主な勝ち鞍は新潟2歳S・共同通信杯。
最も明るい星 ― その名と血
リアライズシリウス。シリウスは、太陽を除けば地球の夜空でいちばん明るく輝く恒星――おおいぬ座の青白い星だ。馬主・今福洋介の冠名「リアライズ」に、その星の名が結ばれた。登録上の毛色は芦毛。とはいえ今はまだ黒みの濃い馬体で、芦毛は歳を重ねるごとに白く冴えていく。最も明るい星の名は、これから似合っていくのかもしれない。 2023年3月14日、社台ファーム生まれ。父はポエティックフレア――2021年にイギリス2000ギニーを勝った、海を渡ってきたマイルの強豪である。母レッドミラベルの母は、ダンスーズデトワール。フランス語で「星のバレリーナ」を指す名で、奇しくも母系にも星が宿っていた。伯父には2012年のアルゼンチン共和国杯を勝ったルルーシュがいる。 手綱はデビューから、津村明秀。のちにこの馬が、一人の苦労人を大舞台へと運んでいく。
無敗の夏、そしてマイルの壁 ― 新潟2歳S・朝日杯
2025年6月、東京の新馬戦を1番人気で快勝。8月、新潟2歳ステークスも1番人気に応え、上がり33秒4の決め手で重賞を奪った。デビューから無敗の二歳重賞ホース。世代の主役候補としての、堂々の名乗りだった。 暮れの朝日杯フューチュリティステークス。初めてのGIは、4番人気で5着に終わる。マイルの頂は、まだ少し遠かった。だが、この初黒星が、馬を一段おとなにした。年が明け、舞台は中距離へと移っていく。
共同通信杯、そして津村明秀という人 ― 二十年の道
2026年2月、共同通信杯。東京の1800mを危なげなく差し切り、重賞2勝目。リアライズシリウスは、クラシックの有力候補として皐月賞へ向かう。 その背には、デビューから一度も替わらぬ手綱があった。津村明秀。2004年に騎手となり、重賞を勝っても勝っても、その十七勝はすべてGⅢ。同期の川田将雅たちが頂を極めるなか、彼だけが長くGIから締め出されていた。転機は2024年のヴィクトリアマイル。14番人気テンハッピーローズで、挑戦48度目、デビュー21年目にして悲願の初GIをもぎ取った。遅れてきた苦労人は、いま最も勢いのある騎手の一人だ。その男が、デビューから背を任されてきたこの馬とともに、クラシックの大舞台に立つ。
皐月賞 ― 三/四馬身
2026年4月、中山の皐月賞。リアライズシリウスは積極的に前で運んだ。向正面では先頭に並びかけ、一度はロブチェンを捉えたかに見える。だが最後の直線、差し返してきたのが、そのロブチェンだった。1分56秒5のコースレコード決着。3/4馬身、突き放されての2着。 勝ち切れはしない。それでも、世代の頂のすぐ隣まで、リアライズシリウスは駆け上がっていた。「メンタル面が、ゲートを含めて大人になってきた」[^1]。津村は相棒の成長をそう語っていた。次は府中。距離は2400mに延びる。津村のダービーが、もう目の前にあった。
出典:東京スポーツ「皐月賞共同会見 津村明秀『メンタル面がゲートを含めて大人になってきた』」2026年4月配信、閲覧日:2026年6月25日。
府中の二四〇〇 ― 星は、いったん沈む
2026年5月31日、東京優駿。ダービー前日、津村明秀は落馬による乗り替わりを心配されながら、検量室前で「乗ります」[^1]と言い切った。皐月賞2着の相棒の手綱を、手放すつもりはなかった。 2番人気。リアライズシリウスはこの日も前々で運び、直線では先頭をうかがう位置にいた。だが、府中の2400mは長かった。内で粘るバステールに交わされ、外からパントルナイーフとロブチェンがなだれ込む。シリウスの脚は、最後の坂で鈍った。7着。父ポエティックフレアはマイルの王者――その血が照らせる距離は、2400mより、もう少し手前にあったのかもしれない。 星は、いったん地平に沈んだだけだ。リアライズシリウスはまだ現役、放牧を経てターフに戻る。マイルから中距離、本来の間合いに戻ったとき、津村明秀とともに、また夜空でいちばん明るく光るだろう。
出典:日刊スポーツ「『乗ります』津村明秀騎手がリアライズシリウス騎乗へ」2026年5月配信、閲覧日:2026年6月25日。
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