名馬の記憶を、
再生する。

年表ICHINEN-ISSO — 2400m

BOKUJŌ-CHŌ — HOKKAIDO

牧場帖

一年ずつ、顔ぶれをたどる。引退した名馬たちの繋養・在籍と映像を綴る帳面。
HORSES

名馬録

この世代(生まれ年) —

スライダーを動かすと、その世代に生まれた馬を獲得賞金の多い順で表示します。

名馬録
◀ 名馬録へ
ポレールのイメージビジュアル
ポレールPolaire
Polaire

ポレール

通算成績49戦9勝

獲得賞金3億9,468万円

生年月日 1991.06.17(平成3年)毛色 黒鹿毛性 牡

肖像の参考写真・ライセンス

全成績

主要戦績(抜粋)・新しい順
ポレールの成績一覧
年月日着順レースコース人気騎手タイム上り3F映像
中 JGⅠ中山グランドジャンプ 中山 障4100 三浦堅治 —
15 GII産経大阪杯 阪神 芝2000 和田竜二 2:03.7 上り36.4
9 OP淀ジャンプS 京都 障3170 出津孝一 3:36.8 上り13.7
中 障害4歳上OP 東京 障3300 今村康成 —
4 障害4歳上OP 京都 障3170 白浜雄造 3:42.4 上り14.0
2 中山大障害(秋) 中山 障4100 田中剛 4:45.7 上り13.9
5 障害4歳上OP 東京 障3300 山本康志 3:41.2 上り13.4
6 GII京都大賞典 京都 芝2400 和田竜二 2:26.8 上り35.2
1 障害4歳上OP 中京 障2800 山本康志 3:05.0 上り13.2
12 GI天皇賞(春) 京都 芝3200 和田竜二 3:18.0 上り37.5
1 中山大障害(春) 中山 障4100 出津孝一 4:43.1 上り13.8
3 東京障害特別(春) 東京 障3300 星野忍 3:39.3 上り13.3
1 中山大障害(秋) 中山 障4100 星野忍 4:44.0 上り13.9
2 東京障害特別(秋) 東京 障3300 星野忍 3:40.0 上り13.3
1 阪神障害S(秋) 阪神 障3150 星野忍 3:29.8 上り13.3
1 障害4歳上OP 中京 障2800 西谷誠 3:03.6 上り13.1
1 中山大障害(春) 中山 障4100 星野忍 4:41.2 上り13.7
2 阪神障害S(春) 阪神 障3150 星野忍 3:30.2 上り13.3
1 東京障害特別(春) 東京 障3300 古小路重男 3:42.4 上り13.5
3 障害5歳上OP 京都 障3170 西谷誠 3:30.4 上り13.3
中 中山大障害(秋) 中山 障4100 出津孝一 —
4 京都大障害(秋) 京都 障3930 出津孝一 4:28.7 上り13.7
2 東京障害特別(秋) 東京 障3300 出津孝一 3:39.8 上り13.3
2 京都障害S(秋) 京都 障3170 原田聖二 3:28.4 上り13.1
4 障害4歳上400万下 小倉 障2950 出津孝一 3:16.4 上り13.3
5 障害4歳上400万下 小倉 障2950 出津孝一 3:17.2 上り13.4
5 障害4歳上400万下 中京 障2800 出津孝一 3:08.3 上り13.5
6 障害4歳上OP 中京 障2800 出津孝一 3:04.9 上り13.2
4 障害4歳上400万下 中京 障2800 出津孝一 3:05.1 上り13.2
1 障害4歳上未勝利 中京 障2800 出津孝一 3:03.1 上り13.1
3 障害5歳上未勝利 京都 障2910 出津孝一 3:17.0 上り13.5
中 障害5歳上未勝利 京都 障2910 林満明 —
3 障害5歳上未勝利 京都 障2910 出津孝一 3:14.9 上り13.3
2 障害5歳上未勝利 京都 障2910 出津孝一 3:17.7 上り13.6
7 障害5歳上未勝利 京都 障2910 梅野信一 3:21.4 上り13.8
7 遠賀川特別 小倉 芝2600 田島信行 2:44.2 上り38.0
7 5歳上500万下 小倉 芝1800 田島信行 1:52.5 上り37.2
9 5歳上500万下 小倉 芝1800 田島信行 1:50.3 上り37.0
10 障害4歳上未勝利 中京 障2800 出津孝一 3:15.2 上り13.9
4 障害4歳上未勝利 小倉 障2950 熊沢重文 3:20.2 上り13.6
2 障害4歳上未勝利 小倉 障2950 梅野信一 3:18.4 上り13.5
10 対馬特別 小倉 芝1800 小屋敷昭 1:51.5 上り36.0
8 すいれん賞 中京 芝2000 松永昌博 2:04.6 上り39.7
3 マカオJCT 中京 芝1800 熊沢重文 1:49.0 上り34.9
10 かきつばた賞 阪神 芝2500 熊沢重文 2:36.9 上り37.5
4 4歳500万下 阪神 芝2500 熊沢重文 2:42.4 上り35.9
7 4歳500万下 阪神 ダ1800 岸滋彦 2:00.5 上り41.9
10 千両賞 阪神 芝1600 岸滋彦 1:39.7 上り38.3
1 3歳新馬 京都 芝1600 岸滋彦 1:37.1 上り37.0

血統

金色の名は掲載馬 — その馬のページへ/点線の名は押すと一言解説
ポレールの血統表(左から親・祖父母・曽祖父母)
Scuff
Moccasin
ヒダクインサミーデイヴィス
ガーネツト
STORY

旅程 — この馬の物語

1991年生まれの黒鹿毛の牡馬。父エブロス、母シークイン。

ガーネツトの曾孫

1991年6月17日、北海道浦河町の浦河日成牧場に、黒鹿毛の牡馬が生まれた。ポレール。父はミスタープロスペクターの仔エブロス、母はシークイン。母の祖母は、1959年に天皇賞(秋)と有馬記念を勝った名牝ガーネツトである。 この牝系からは、のちにダービー馬メイショウサムソンも出る。サムソンはガーネツトの娘エールの系統、ポレールは娘ヒダクインの系統。枝は違うが、根は一つだ。 預け先は栗東の岩元市三厩舎。1993年11月、京都の新馬戦を岸滋彦の手綱で勝ち上がった。順調な滑り出しに見えたが、そこから平地で七つ続けて負ける。翌1994年の夏、陣営はこの馬を障害へ向けた。

勝てない障害馬

障害での手綱は、多くを出津孝一が取った。体重が増えて平地を離れ、障害を専門に乗っていた栗東の騎手である。 勝ち上がりまでは遠かった。1994年8月の初障害は2着。そこから未勝利戦で足踏みが続く。年明けには小倉の平地へ三度戻ってみたが、どれも掲示板(5着以内)に届かない。障害へ戻った4月には、1番人気で競走を中止した。 初めて障害で勝ったのは1995年5月、中京の未勝利戦。九度目の障害戦で、鞍上は出津だった。 上のクラスでも、すぐには勝てなかった。4着、5着が続く。そんな1勝馬が、9月の京都障害ステークス(秋)に格上挑戦で出る。雨の重馬場、斤量は軽い55キロ。6番人気のポレールは、1番人気マヤノギャラクシーにクビ差まで迫った。続く東京障害特別(秋)も2着。重賞でも戦えることを、この秋に示した。 その年の暮れ、初めての中山大障害(秋)。6頭立てのうち3頭が競走を中止し、ポレールもその一頭になった。大竹柵と大生垣が待つ中山の大障害コースは、まだこの馬を受け入れなかった。

星野忍の一九九六年

1996年2月、東京障害特別(春)。古小路重男を背に、1番人気テイエムミサイルをクビ差で退け、重賞を初めて勝った。 春からは、主に星野忍が手綱を取る。障害で勝ち星を積み上げてきた美浦のベテランで、中山大障害をすでに五度勝っていた。4月の中山大障害(春)、3番人気のポレールは三コーナーで先頭に立ち、そのまま後続を突き放した。2着メジャーウィナーとの差は2秒3。着差の欄には「大差」とだけ記されている。1番人気のブロードマインドは5着だった。 秋は61キロを背負って阪神障害ステークス(秋)を勝ち、63キロの東京障害特別(秋)は2着。そして12月の中山大障害(秋)。6頭立ての1番人気だった。レースの途中で3番人気ザスクープと4番人気トウショウサーフが競走を中止し、完走は4頭。ポレールは2着マイネルトレドールに3秒2の大差をつけ、春秋の大障害を続けて勝った。 この年、ポレールはJRA賞最優秀障害馬に選ばれる。星野にとっては、中山大障害の七勝目だった。 だが翌1997年2月、65キロを背負った東京障害特別(春)の3着を最後に、星野はこの馬の背を離れる。その月の末で騎手を引退し、調教師の道へ進んだからだ。

一九九七年四月十二日、中山

春の中山大障害。ポレールの背には、ふたたび出津孝一がいた。勝てなかった頃を知る男が、三連覇のかかった一戦で手綱を取る。 ポレールの斤量は63キロ。ほかの6頭は、みな59キロだった。 相手は2番人気のマイネルトレドール。二か月前の東京障害特別(春)で、ポレールに先着して勝った馬である。 公式記録の通過順位は、意外なほど静かだ。四つのコーナーのすべてで、先頭にポレール、二番手にマイネルトレドールの名がある。最初のコーナーでは、三番手までが間を詰めて続いていた。 三コーナーで、隊列に隙間が生まれる。先頭と二番手のあいだに一つ。二番手と三番手のあいだに、もう一つ。 四コーナーでも、並びは変わらない。前に黒鹿毛、後ろから追う一頭。二頭はその順のまま、最後の直線を走り切った。 着差は1馬身と4分の1。いちばん重い荷を背負った馬が、一度も前を譲らずに押し切った。

六十五キロ

1979年のバローネターフ以来、18年ぶりの中山大障害三連覇だった。出津にとっては、この年わずか三つしか挙げられなかった勝ち星のうちの一つだった。 次を勝てば四連覇になる。だが大障害は、勝つほどに背が重くなる。当時は中山大障害を一つ勝つごとに2キロが加わる決まりで、ポレールの斤量は59、61、63キロと増えてきた。 この年、陣営はポレールを平地にも出した。春の天皇賞は、岩元厩舎所属で二年目の和田竜二が乗って12着。初夏には中京の障害オープンを勝つ。秋初戦の京都大賞典は10番人気ながら、勝ったシルクジャスティスから0秒6差の6着に入った。 1997年12月、中山大障害(秋)。ポレールの斤量は65キロ、ほかの6頭は59キロ。鞍上は田中剛だった。この日も通過順位は四つのコーナーで先頭にポレール、二番手にケイティタイガー。最初のコーナーで並んでいた相手を、二コーナーからは前に置いている。 だがゴールで前にいたのは、ケイティタイガーだった。差は1馬身半。6キロ重い馬は先頭で四コーナーを回り、四連覇にあと一歩届かなかった。

最後のジャンプ

1998年、ポレールの名が出走表に戻るのは10月になってからだった。京都の障害オープンで4着、翌月の東京では競走を中止する。年明けの淀ジャンプステークスは、出津を背に9着。そこからまた、長い空白が続いた。 その間に、障害の番組は大きく変わる。1999年、春の中山大障害は廃止され、代わって中山グランドジャンプが創設された。ポレールが勝ち続けた春秋二度の大障害という形は、この馬が休んでいるあいだに終わっていた。 2000年4月、ポレールは産経大阪杯で戻ってくる。鞍上は和田竜二、15着。そして二週間後の中山グランドジャンプ。海外からも障害馬が集まった16頭のなかで、9番人気だった。同じ岩元厩舎のファンドリロバリーには、出津孝一が乗っていた。 ポレールは、ゴールまで辿り着けなかった。競走中止。これが最後のレースになった。

先頭を歩く

引退したポレールは去勢され、2001年の春から阪神競馬場の誘導馬になった。誘導馬はパドックから本馬場まで、出走馬の隊列を先導する。勝ち負けには加わらない。最後の務めは、2010年3月20日の阪神の第11競走だった。 同じ2010年の秋、出津孝一も騎手を引退した。障害を専門に乗り続けた男が次に身を置いたのは、岩元市三厩舎。ポレールを育てた厩舎で、調教助手として馬を送り出す側に回った。 大障害を勝った三度の記録を並べると、最後のコーナーではいつもポレールが先頭にいる。四連覇を逃した日でさえ、四コーナーまでは前にいた。重い荷を背負って先頭を走った黒鹿毛は、荷を下ろしてからの九年、今度は隊列を導いて歩いた。

ABOUT

このサイトについて

名馬ジャーニーとは

名馬ジャーニーは、競馬の名レースと、引退した馬たちのその後を記録する、個人運営のアーカイブサイトです。数分のレースだけでなく、馬がターフを去ってからの時間まで辿れることを大切にしています。JRAなどの競馬主催者・関連団体とは関係のない、一人の競馬好きが続けている場所です。

情報について

本サイトの競走馬プロフィールやレース記録は、報道記事やWikipediaなど、一般に公開されている情報をもとに、当サイトの言葉で整理・編集しています。各馬の歩みをたどる読み物には、参考にした記事の出典を末尾に記載し、引用は必要な範囲にとどめています。

競走成績などのデータは、Wikipediaを主として一般に公開されている情報を参考に、当サイトが独自に整理・編集したものです。JRAの公式サイトやJRA-VAN、netkeibaといった競馬情報サービスのデータベースを転載・複製したものではありません。個人が公開情報をもとにまとめたものであり、内容の正確性を保証するものではありません。

文章の制作には生成AIを活用し、運営者が確認のうえ公開しています。ただし個人による運営で、一部は自動的に更新されるため、誤りや古くなった情報が含まれている場合があります。誤りにお気づきの際は、お知らせいただけると幸いです。馬券の購入その他の判断は、JRA・各主催者の公式発表にもとづき、ご自身の責任で行ってください。

画像について

本サイトに掲載している競走馬のイラストなどの画像は、AIで生成したオリジナルのものです。実在する写真を複製・加工したものではありません。競走馬の毛色や特徴を完全に再現できるものではない点は、あらかじめご了承ください。なお、映像のサムネイルは、YouTube上の各動画のサムネイル画像を表示しています。

映像について

本サイトのレース映像は、競馬主催者などの公式チャンネルが公開し、埋め込みを許可している動画だけを、YouTubeの標準的な埋め込み機能でご紹介しています。権利者に無断で転載された映像は扱いません。牧場の映像も同じ仕組みで、牧場や、牧場を訪ねた方々が自身のチャンネルで公開している動画をご紹介しています。

動画は埋め込み先でもYouTube上で再生され、再生数・広告収益はすべて各チャンネルに帰属します。あわせて各チャンネルの登録ボタンを設け、ご覧になった方が配信元のチャンネルへ辿り着けるようにしています。本サイトが動画ファイルを保存・配信することはありません。

名レースの記憶を残し、馬たちの引退後まで辿るこのサイトが、その映像を遺してくださった各チャンネルと、新しい競馬ファンとの出会いに少しでも役立てば幸いです。

広告について

本サイトは、運営を続けるための費用にあてるため、競走馬プロフィールや成績表など、当サイトが制作したコンテンツが主体のページに広告を掲載することがあります。動画の視聴が主となる場面には広告を置きません。アフィリエイトリンクなどを掲載する場合は、広告であることがわかる表示を行います。

アクセス解析について

本サイトは、閲覧状況の把握と改善のため、Googleアナリティクス(Google LLC)とMicrosoft Clarity(Microsoft Corporation)を利用しています。いずれもCookieなどを用いてアクセス情報を収集し、収集した情報は各社へ送信されますが、個人を特定する情報は含まれません。仕組みの詳細はGoogleのポリシーと規約およびMicrosoftのプライバシーステートメントをご確認ください。Cookieは、お使いのブラウザの設定で無効にすることもできます。

Microsoft Clarityでは、ページのどこがよく読まれ、どこが押されているか(ヒートマップ)と、スクロールやクリックといった画面操作の記録を収集しています。対象は本サイト上の操作にかぎられ、検索窓などに入力された文字は伏せた状態で扱う設定にしています。成績表や物語がどこまで読まれているかを確かめ、紙面と導線を直すための材料として利用します。

免責事項

掲載内容には正確を期していますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。本サイトの利用、およびリンク先の外部サイトの利用によって生じた損害について、運営者は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

お問い合わせ・権利者の方へ

掲載内容についてのお問い合わせ、誤りのご指摘、掲載をご希望されない場合の削除・修正のご依頼を、下記のメールアドレスで承ります。権利者やご関係者の方からのお申し出には、内容を確認のうえ、速やかに対応いたします。映像については、各チャンネル側の設定でも表示を停止いただけます。

📧 [email protected]

個人で運営しているため、お返事までにお時間をいただくことがあります。あらかじめご了承ください。

DREAM

ドリームレース