名馬の記憶を、
再生する。
サイトの出馬表
このサイトの、すべての入口。- 今週の競馬WEEKLY重賞日程・観戦コラム・展開シミュレーション
- 名馬録HORSES馬柱と映像で辿る、一頭の全成績と引退後
- レースRACES重賞ごとの歴代優勝馬と、その映像
- 年表TIMELINE一年一走 — 1950年から、年ごとの紙面で
- 物語STORIES三冠馬の系譜、芦毛の怪物たち — 連載読み物
- 牧場帖BOKUJŌ-CHŌ北海道 — 引退馬たちの「いま」を訪ねる帳面
- ドリームレースDREAM時代を越えた夢の一戦を、千回走らせる
- このサイトについてABOUT方針・映像と画像の扱い・お問い合わせ
物語で辿る
テーマ別に名馬の歴史を読む・観る年表ICHINEN-ISSO — 2400m
牧場帖
一年ずつ、顔ぶれをたどる。引退した名馬たちの繋養・在籍と映像を綴る帳面。名馬録
スライダーを動かすと、その世代に生まれた馬を獲得賞金の多い順で表示します。
マテンロウスカイ
通算成績28戦5勝
獲得賞金2億2,020万円
生年月日 2019.02.05(令和元年)毛色 栗毛性 セン
全成績
主要戦績(抜粋)・新しい順| 年月日 | 着順 | レース | コース | 人気 | 騎手 | タイム | 上り3F | 映像 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 6 | GIII関屋記念 | 新潟 芝1600 | 12人気 | 横山典弘 | 1:34.1 | 上り35.4 | 映像 | |
| 17 | GIIマイラーズC | 京都 芝1600 | 14人気 | 横山典弘 | 1:32.6 | 上り33.7 | 映像 | |
| 12 | GIIIマーチS | 中山 ダ1800 | 9人気 | 横山典弘 | 1:52.9 | 上り38.2 | 映像 | |
| 14 | GIIIエルムS | 札幌 ダ1700 | 3人気 | 横山典弘 | 1:47.2 | 上り39.9 | 映像 | |
| 2 | GIIIマーチS | 中山 ダ1800 | 9人気 | 横山典弘 | 1:51.6 | 上り38.6 | 映像 | |
| 9 | GII中山記念 | 中山 芝1800 | 4人気 | 横山典弘 | 1:45.6 | 上り34.7 | 映像 | |
| 5 | GIII東京新聞杯 | 東京 芝1600 | 10人気 | 横山典弘 | 1:32.9 | 上り34.4 | 映像 | |
| 14 | GIマイルCS | 京都 芝1600 | 9人気 | 横山典弘 | 1:33.4 | 上り34.8 | 映像 | |
| 5 | GI天皇賞(秋) | 東京 芝2000 | 12人気 | 横山典弘 | 1:57.6 | 上り33.4 | 映像 | |
| 8 | GII毎日王冠 | 東京 芝1800 | 8人気 | 横山典弘 | 1:45.6 | 上り33.4 | 映像 | |
| 15 | GIドバイターフ | メイダン 芝1800 | 9人気 | 横山典弘 | 1:57.7 | 上り37.2 | 映像 | |
| 1 | GII中山記念 | 中山 芝1800 | 7人気 | 横山典弘 | 1:48.1 | 上り37.2 | 映像 | |
| 5 | GIII東京新聞杯 | 東京 芝1600 | 6人気 | 横山典弘 | 1:32.4 | 上り33.7 | 映像 | |
| 1 | LリゲルS | 阪神 芝1600 | 3人気 | 横山典弘 | 1:33.0 | 上り33.3 | — | |
| 4 | LカシオペアS | 京都 芝1800 | 1人気 | 横山典弘 | 1:44.9 | 上り34.6 | — | |
| 9 | OPケフェウスS | 阪神 芝2000 | 1人気 | 横山典弘 | 1:58.6 | 上り37.9 | — | |
| 3 | GIIIエプソムカップ | 東京 芝1800 | 4人気 | 横山典弘 | 1:45.7 | 上り35.1 | 映像 | |
| 2 | OPメイS | 東京 芝1800 | 4人気 | 横山典弘 | 1:44.7 | 上り34.4 | — | |
| 1 | 難波S | 阪神 芝1800 | 3人気 | 横山典弘 | 1:44.9 | 上り33.9 | — | |
| 3 | 須磨特別 | 阪神 芝1800 | 3人気 | 横山典弘 | 1:46.2 | 上り33.4 | — | |
| 13 | GIIセントライト記念 | 中山 芝2200 | 8人気 | 横山典弘 | 2:14.1 | 上り37.3 | 映像 | |
| 1 | 3歳以上1勝クラス | 小倉 芝1800 | 1人気 | 横山典弘 | 1:46.0 | 上り34.9 | — | |
| 2 | マカオJCT | 小倉 芝1800 | 1人気 | 横山典弘 | 1:46.3 | 上り34.7 | — | |
| 2 | 3歳以上1勝クラス | 中京 芝1600 | 1人気 | 横山典弘 | 1:34.8 | 上り33.1 | — | |
| 3 | あずさ賞 | 中京 芝2000 | 2人気 | 横山典弘 | 1:59.9 | 上り34.3 | — | |
| 2 | 3歳1勝クラス | 中京 芝2000 | 2人気 | 横山典弘 | 2:00.1 | 上り36.0 | — | |
| 3 | OP野路菊S | 中京 芝2000 | 1人気 | 横山典弘 | 2:00.5 | 上り35.2 | — | |
| 1 | 2歳新馬 | 小倉 芝2000 | 4人気 | 秋山真一郎 | 2:00.9 | 上り35.0 | — |
血統
金色の名は 名馬ジャーニー に掲載 — その馬のページへ| 父モーリスMaurice | スクリーンヒーローScreen Hero | グラスワンダーGrass Wonder |
| ランニングヒロイン | ||
| メジロフランシス | カーネギー | |
| メジロモントレー | ||
| 母レッドラヴィータ | スペシャルウィークSpecial Week | サンデーサイレンス |
| キャンペンガール | ||
| ディクシージャズ | トニービン | |
| ディクシースプラッシュ |
旅程 — この馬の物語
2019年生まれの栗毛のせん馬。父モーリス、母レッドラヴィータ。主な勝ち鞍は中山記念。
摩天楼と空 ― 名前と一族
2019年2月5日、北海道安平町のノーザンファームに一頭の栗毛が生まれた。父モーリス、母レッドラヴィータ、母の父スペシャルウィーク。血統表の奥には、サンデーサイレンスの3×4が刻まれている。その年のセレクトセールでこの当歳の仔馬を3600万円(税別)で競り落としたのは、アート引越センターの創業で知られる実業家・寺田千代乃だった。冠名「マテンロウ」は摩天楼。そこに「スカイ」を継いだ馬名の意味は、「摩天楼」+「空」――ビルの頂のさらに上に広がる、果てのない場所の名である。 母系は、数字だけを見れば地味だった。祖母ディクシージャズは中央で4戦して未勝利。だが、この牝系はときどき、とんでもない遠くまで飛ぶ。祖母の半弟デルタブルースは菊花賞を制し、海を渡ってメルボルンカップまで勝った。母の半兄レッドデイヴィスはシンザン記念の勝ち馬。勝てなかった祖母の血から、大レースの勝ち馬が続けて出る――そういう一族の末に、この栗毛はいた。預けられた先は、栗東・松永幹夫厩舎だった。
小倉の五馬身 ― 二歳の光、三歳の足踏み
デビューは2021年8月29日、夏の小倉。芝2000mの新馬戦を、秋山真一郎を背に4番人気で迎えた栗毛は、中団から直線で抜け出すと、後続に5馬身の差をつけた。時計は2分0秒9。数字より、着差が素質を語っていた。 二戦目の野路菊ステークスから、手綱は横山典弘に渡る。1番人気で3着。このときはまだ、数ある乗り替わりのひとつに見えた。だが以後、この馬の背には、いつもこの男がいることになる。 3歳の一年は、足踏みの連続だった。年明けの中京でグランディアにアタマ差の2着。続いても3着、2着、2着――脚はあるのに、最後の一押しがゴール板に届かない。8月の小倉で最内枠から先手を主張し、逃げ切って二つ目の白星を挙げたが、重賞初挑戦のセントライト記念は13着の大敗。勝ったガイアフォースの背中は、はるか前にあった。 このレースを最後に、陣営はひとつの決断を下す。
騸馬という選択 ― 一段ずつの階段
去勢手術。牡馬から、種牡馬という未来を外す選択である。気性に荒いところがあり、力を出し切れないのなら、走ることだけに専念させてやる――競馬では珍しくない判断だが、軽い決断でもない。ただ、この一族には先例があった。シンザン記念を勝った母の半兄レッドデイヴィス。あの馬もまた、騸馬だった。 4歳の2023年、須磨特別の3着で戻ってきた騸馬は、ひと月後の難波ステークスを逃げ切って三つ目の白星を挙げ、オープン入りを果たす。メイステークスはタイム差なしの2着、エプソムカップは重賞で初めて馬券圏内となる3着。1番人気に推されたケフェウスステークスとカシオペアステークスでは期待に応えられなかったが、12月のリゲルステークスでは3番手から早めに先頭へ出て、追い上げるドゥアイズを振り切った。リステッド初勝利。階段は、一段ずつ確かに上がっていた。 そして5歳の春、雨の中山で、すべてが噛み合う。
雨の中山、五十六歳の春 ― 最年長記録の重賞
2024年2月25日、中山記念。雨で馬場は稍重、単勝16.1倍の7番人気だった。逃げるドーブネが刻んだ前半1000m58秒6の厳しい流れを、マテンロウスカイは3番手で追いかける。直線半ばで先頭。そのまま2馬身の差をつけてゴールを駆け抜けた。2着に粘ったドーブネ、クビ差の3着にジオグリフ。1番人気ソールオリエンスが4着に沈む波乱のなか、雨の中山を制したのは、惜敗を重ねてきた騸馬だった。4度目の重賞挑戦で掴んだ、初めてのタイトルである。 鞍上の横山典弘は、その二日前に56歳の誕生日を迎えたばかりだった。56歳0カ月3日――1月の京成杯で自ら打ち立てたJRA最年長重賞勝利記録を、さらに更新してみせた。中山記念はサクラローレル、カンパニーでの連覇、ジャスタウェイ、ダノンキングリーに続く6勝目。管理する松永幹夫は、競馬学校騎手課程の同期である。同じ教室から出発したふたりが、四十年ちかくを経て、同じ口取りに収まった。 「気性の荒いところがあった馬だけど、去勢してだいぶ丸くなってきた。これからも頑張ってくれると思う」[^1]。レース後の横山典弘の言葉には、この馬が歩いてきた道のりが、そのまま収められている。 三か月後、この男はダノンデサイルで日本ダービーを制し、56歳3か月という最年長のダービー制覇まで成し遂げる。語り草になる56歳の春――その入口に、マテンロウスカイの重賞初制覇はあった。
出典:サンケイスポーツ「【中山記念】マテンロウスカイが先行抜け出しV!横山典弘騎手はレース6勝目」2024年2月25日配信、https://www.sanspo.com/race/article/general/20240225-VOHPRXISWZGJFIPKKAXRZMZJQI/、閲覧日:2026年7月19日。
メイダンの風、府中の秋
中山記念の勝利で大阪杯の優先出走権を手にしながら、次に向かったのは海の向こうだった。3月30日、ドバイのメイダン競馬場、芝1800mのドバイターフ。初めての海外遠征は9番人気で15着に終わり、世界の壁の厚さだけが残った。それでも、一族ではかつてデルタブルースがメルボルンカップを勝っている。その血が、また海を渡ったのだ。 秋は毎日王冠8着を挟んで、天皇賞(秋)へ。単勝121.4倍、15頭立ての12番人気。国内のGIは、これが初めての舞台だった。勝ったのはドウデュース。マテンロウスカイは勝ち馬から0.3秒差の5着に走り込み、上がり3ハロン33秒4の脚で、盾の舞台の掲示板を確保してみせた。121.4倍という世間の見立てへの、静かな回答だった。続くマイルチャンピオンシップは14着。5歳のシーズンが終わった。
砂を試す ― まだ、空の途中
6歳の2025年は東京新聞杯の5着で始まり、連覇を狙った中山記念は9着に終わった。すると陣営は、新しい扉を開けにいく。初めてのダート、マーチステークス。9番人気の低評価を覆し、勝ったブライアンセンスに0.1秒差の2着まで迫った。6歳にして、まだ引き出しが増える。夏のエルムステークスは14着、7歳になった2026年もマーチステークス12着、マイラーズカップ17着と結果は出ていない。それでも通算27戦5勝、獲得賞金2億2020万5000円。新馬戦のあとの26戦は、すべて横山典弘とともに走ってきた数字である。 勝てなかった祖母の血から出て、騸馬となり、雨の中山で56歳の相棒とJRAの歴史に一行を書き込んだ栗毛。馬情報の欄には、いまも「現役」の二文字がある。摩天楼の名を持つこの馬の旅は、まだ空の途中だ――ビルの頂から見上げるあの場所に、果てというものはないのだから。
このサイトについて
名馬ジャーニーとは
名馬ジャーニーは、競馬の名レースと、引退した馬たちのその後を記録する、個人運営のアーカイブサイトです。数分のレースだけでなく、馬がターフを去ってからの時間まで辿れることを大切にしています。JRAなどの競馬主催者・関連団体とは関係のない、一人の競馬好きが続けている場所です。
情報について
本サイトの競走馬プロフィールやレース記録は、報道記事やWikipediaなど、一般に公開されている情報をもとに、当サイトの言葉で整理・編集しています。各馬の歩みをたどる読み物には、参考にした記事の出典を末尾に記載し、引用は必要な範囲にとどめています。
競走成績などのデータは、Wikipediaを主として一般に公開されている情報を参考に、当サイトが独自に整理・編集したものです。JRAの公式サイトやJRA-VAN、netkeibaといった競馬情報サービスのデータベースを転載・複製したものではありません。個人が公開情報をもとにまとめたものであり、内容の正確性を保証するものではありません。
文章の制作には生成AIを活用し、運営者が確認のうえ公開しています。ただし個人による運営で、一部は自動的に更新されるため、誤りや古くなった情報が含まれている場合があります。誤りにお気づきの際は、お知らせいただけると幸いです。馬券の購入その他の判断は、JRA・各主催者の公式発表にもとづき、ご自身の責任で行ってください。
画像について
本サイトに掲載している競走馬のイラストなどの画像は、AIで生成したオリジナルのものです。実在する写真を複製・加工したものではありません。競走馬の毛色や特徴を完全に再現できるものではない点は、あらかじめご了承ください。なお、映像のサムネイルは、YouTube上の各動画のサムネイル画像を表示しています。
映像について
本サイトのレース映像は、競馬主催者などの公式チャンネルが公開し、埋め込みを許可している動画だけを、YouTubeの標準的な埋め込み機能でご紹介しています。権利者に無断で転載された映像は扱いません。牧場の映像も同じ仕組みで、牧場や、牧場を訪ねた方々が自身のチャンネルで公開している動画をご紹介しています。
動画は埋め込み先でもYouTube上で再生され、再生数・広告収益はすべて各チャンネルに帰属します。あわせて各チャンネルの登録ボタンを設け、ご覧になった方が配信元のチャンネルへ辿り着けるようにしています。本サイトが動画ファイルを保存・配信することはありません。
名レースの記憶を残し、馬たちの引退後まで辿るこのサイトが、その映像を遺してくださった各チャンネルと、新しい競馬ファンとの出会いに少しでも役立てば幸いです。
広告について
本サイトは、運営を続けるための費用にあてるため、競走馬プロフィールや成績表など、当サイトが制作したコンテンツが主体のページに広告を掲載することがあります。動画の視聴が主となる場面には広告を置きません。アフィリエイトリンクなどを掲載する場合は、広告であることがわかる表示を行います。
アクセス解析について
本サイトは、閲覧状況の把握と改善のため、Googleアナリティクスを利用しています。GoogleアナリティクスはCookieを用いてアクセス情報を収集しますが、個人を特定する情報は含まれません。仕組みの詳細はGoogleのポリシーと規約をご確認ください。Cookieは、お使いのブラウザの設定で無効にすることもできます。
免責事項
掲載内容には正確を期していますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。本サイトの利用、およびリンク先の外部サイトの利用によって生じた損害について、運営者は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
お問い合わせ・権利者の方へ
掲載内容についてのお問い合わせ、誤りのご指摘、掲載をご希望されない場合の削除・修正のご依頼を承ります。権利者やご関係者の方からのお申し出には、内容を確認のうえ、速やかに対応いたします。お問い合わせ先は、準備が整い次第このページに掲載いたします。映像については、各チャンネル側の設定でも表示を停止いただけます。