名馬の記憶を、
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年表ICHINEN-ISSO — 2400m

BOKUJŌ-CHŌ — HOKKAIDO

牧場帖

一年ずつ、顔ぶれをたどる。引退した名馬たちの繋養・在籍と映像を綴る帳面。
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ロブチェンのイメージビジュアル
ロブチェンLovcen
Lovcen

ロブチェン

通算成績5戦4勝

獲得賞金64,032万円

生年月日 2023.04.09(令和5年)毛色 黒鹿毛

全成績

主要戦績(抜粋)・新しい順
ロブチェンの成績一覧
年月日着順レースコース人気騎手タイム上り3F映像
1 GI東京優駿 東京 芝2400 1人気 松山弘平 2:22.7 上り33.2映像
1 GI皐月賞 中山 芝2000 1人気 松山弘平 1:56.5 上り34.2映像
3 GIII共同通信杯 東京 芝1800 3人気 松山弘平 1:45.5 上り33.4映像
1 GIホープフルS 中山 芝2000 7人気 松山弘平 2:01.0 上り34.5映像
1 2歳新馬 京都 芝2000 2人気 松山弘平 2:04.5 上り35.4

血統

金色の名は 名馬ジャーニー に掲載 — その馬のページへ
ロブチェンの血統表(左から親・祖父母・曽祖父母)
ワールドプレミアWorld PremiereディープインパクトDeep ImpactサンデーサイレンスSunday Silence
ウインドインハーヘアWind in Her Hair
マンデラMandelaAcatenango
Mandellicht
ソングライティングGiant's CausewayStorm Cat
Mariah's Storm
Embur's SongUnbridled's Song
Embur Sunshine
STORY

旅程 — この馬の物語

2023年生まれの黒鹿毛の牡馬。父ワールドプレミア、母ソングライティング。主な勝ち鞍はホープフルS・皐月賞・東京優駿。

父の名は、ワールドプレミア

ワールドプレミア、母ソングライティング。2023年生まれの黒鹿毛は、菊花賞と天皇賞(春)を制した長距離の名馬を父に持って生まれた。育成の現場では「父ほどのインパクトは感じなかった」とも言われた、目立たない仔だったという。 だが、鞍上に松山弘平を迎えたこの馬は、走るたびに評価を覆していく。2025年11月、京都の芝2000mで新馬を勝ち上がり、旅は静かに始まった。

ホープフルS――7番人気の戴冠

2025年暮れ、中山のホープフルS(GI)。ロブチェンは7番人気の伏兵だった。それでも、2歳の暮れに行われる中距離GIを、堂々と勝ち切ってみせる。世代の頂点候補の中に、下馬評にはなかった名が一つ、突然書き加えられた。

共同通信杯の3着――唯一の黒星

2026年2月、東京の共同通信杯(GIII)。クラシックへの試金石で、ロブチェンは3着に敗れる。デビューからの連勝が、ここで止まった。世代最強候補の評価には、まだ疑問符が残されていた。

皐月賞――レコードの逃げ切り

疑問符への答えは、本番で示された。2026年4月、中山の皐月賞(GI)。1番人気に推されたロブチェンは、ハナを切ると、後続をまったく寄せ付けなかった。刻んだのはレコードタイム。逃げて、振り向かず、世代最速の王として皐月の頂に立った。 「松山をダービージョッキーにしてあげたい」ロブチェンは次なる目標に照準を合わせていた。

東京優駿――ゴール前の大激戦、二冠

2026年5月31日、東京。1番人気で迎えたダービーは、ゴール前の大激戦になった。皐月賞の大敗から巻き返したパントルナイーフとの叩き合いを、ロブチェンは競り落とす。皐月賞・ダービーの二冠は、2020年のコントレイル以来6年ぶり、史上25頭目だった。 鞍上の松山弘平は、11度目の挑戦で、初めてこのダービーを勝った。レース前、松山はこう語っていた。「みんなの期待に応えたい。いつも通りの力を発揮できれば結果は付いてくる」[^1]。奇しくも父ワールドプレミアの天皇賞(春)も、福永祐一の18度目の挑戦で掴んだ悲願だった。父も子も、長く勝てなかった男に、初めての栄冠を運ぶ馬だった。

出典:松山弘平騎手の談話=テレ東スポーツ(2026年5月配信)、閲覧日:2026年6月25日。

秋、父が勝った菊花賞へ

二冠を手にした今、残された一冠は菊花賞。3000mの長丁場である。それは、父ワールドプレミアが2019年に武豊とともに制した、まさにその舞台だ。 父が長距離で頂点に立ったレースで、息子が三冠に挑む。血は、ただ受け継がれるだけではない。同じ場所で、同じ頂を、もう一度狙いにいく。ロブチェンの物語は、三冠を目前にして、まだ続いている。

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