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ロブチェン
通算成績5戦4勝
獲得賞金6億4,032万円
生年月日 2023.04.09(令和5年)毛色 黒鹿毛性 牡
全成績
主要戦績(抜粋)・新しい順血統
金色の名は 名馬ジャーニー に掲載 — その馬のページへ| 父ワールドプレミアWorld Premiere | ディープインパクトDeep Impact | サンデーサイレンスSunday Silence |
| ウインドインハーヘアWind in Her Hair | ||
| マンデラMandela | Acatenango | |
| Mandellicht | ||
| 母ソングライティング | Giant's Causeway | Storm Cat |
| Mariah's Storm | ||
| Embur's Song | Unbridled's Song | |
| Embur Sunshine |
旅程 — この馬の物語
2023年生まれの黒鹿毛の牡馬。父ワールドプレミア、母ソングライティング。主な勝ち鞍はホープフルS・皐月賞・東京優駿。
父の名は、ワールドプレミア
父ワールドプレミア、母ソングライティング。2023年生まれの黒鹿毛は、菊花賞と天皇賞(春)を制した長距離の名馬を父に持って生まれた。育成の現場では「父ほどのインパクトは感じなかった」とも言われた、目立たない仔だったという。 だが、鞍上に松山弘平を迎えたこの馬は、走るたびに評価を覆していく。2025年11月、京都の芝2000mで新馬を勝ち上がり、旅は静かに始まった。
ホープフルS――7番人気の戴冠
2025年暮れ、中山のホープフルS(GI)。ロブチェンは7番人気の伏兵だった。それでも、2歳の暮れに行われる中距離GIを、堂々と勝ち切ってみせる。世代の頂点候補の中に、下馬評にはなかった名が一つ、突然書き加えられた。
共同通信杯の3着――唯一の黒星
2026年2月、東京の共同通信杯(GIII)。クラシックへの試金石で、ロブチェンは3着に敗れる。デビューからの連勝が、ここで止まった。世代最強候補の評価には、まだ疑問符が残されていた。
皐月賞――レコードの逃げ切り
疑問符への答えは、本番で示された。2026年4月、中山の皐月賞(GI)。1番人気に推されたロブチェンは、ハナを切ると、後続をまったく寄せ付けなかった。刻んだのはレコードタイム。逃げて、振り向かず、世代最速の王として皐月の頂に立った。 「松山をダービージョッキーにしてあげたい」ロブチェンは次なる目標に照準を合わせていた。
東京優駿――ゴール前の大激戦、二冠
2026年5月31日、東京。1番人気で迎えたダービーは、ゴール前の大激戦になった。皐月賞の大敗から巻き返したパントルナイーフとの叩き合いを、ロブチェンは競り落とす。皐月賞・ダービーの二冠は、2020年のコントレイル以来6年ぶり、史上25頭目だった。 鞍上の松山弘平は、11度目の挑戦で、初めてこのダービーを勝った。レース前、松山はこう語っていた。「みんなの期待に応えたい。いつも通りの力を発揮できれば結果は付いてくる」[^1]。奇しくも父ワールドプレミアの天皇賞(春)も、福永祐一の18度目の挑戦で掴んだ悲願だった。父も子も、長く勝てなかった男に、初めての栄冠を運ぶ馬だった。
出典:松山弘平騎手の談話=テレ東スポーツ(2026年5月配信)、閲覧日:2026年6月25日。
秋、父が勝った菊花賞へ
二冠を手にした今、残された一冠は菊花賞。3000mの長丁場である。それは、父ワールドプレミアが2019年に武豊とともに制した、まさにその舞台だ。 父が長距離で頂点に立ったレースで、息子が三冠に挑む。血は、ただ受け継がれるだけではない。同じ場所で、同じ頂を、もう一度狙いにいく。ロブチェンの物語は、三冠を目前にして、まだ続いている。
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