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ランスオブカオス
通算成績11戦3勝
獲得賞金1億3,662万円
生年月日 2022.03.27(令和4年)毛色 黒鹿毛性 牡
全成績
主要戦績(抜粋)・新しい順| 年月日 | 着順 | レース | コース | 人気 | 騎手 | タイム | 上り3F | 映像 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 13 | GIII関屋記念 | 新潟 芝1600 | 5人気 | 石川裕紀人 | 1:37.3 | 上り38.8 | 映像 | |
| 11 | GIIマイラーズC | 京都 芝1600 | 8人気 | 吉村誠之助 | 1:32.1 | 上り33.4 | 映像 | |
| 11 | L東風S | 中山 芝1600 | 2人気 | 坂井瑠星 | 1:32.7 | 上り34.9 | — | |
| 5 | GIII京都金杯 | 京都 芝1600 | 1人気 | 吉村誠之助 | 1:33.9 | 上り33.7 | 映像 | |
| 1 | LリゲルS | 阪神 芝1600 | 1人気 | 吉村誠之助 | 1:31.8 | 上り33.1 | — | |
| 3 | GIIスワンS | 京都 芝1400 | 4人気 | 吉村誠之助 | 1:19.0 | 上り33.6 | 映像 | |
| 5 | GINHKマイルカップ | 東京 芝1600 | 4人気 | 吉村誠之助 | 1:32.0 | 上り35.0 | 映像 | |
| 1 | GIIIチャーチルダウンズC | 阪神 芝1600 | 2人気 | 吉村誠之助 | 1:32.2 | 上り33.9 | 映像 | |
| 3 | GIIIきさらぎ賞 | 京都 芝1800 | 4人気 | 吉村誠之助 | 1:47.5 | 上り35.6 | 映像 | |
| 3 | GI朝日杯フューチュリティステークス | 京都 芝1600 | 9人気 | 吉村誠之助 | 1:34.9 | 上り34.0 | 映像 | |
| 1 | 2歳新馬 | 京都 芝1400 | 2人気 | 吉村誠之助 | 1:22.5 | 上り33.6 | — |
血統
金色の名は 名馬ジャーニー に掲載 — その馬のページへ| 父シルバーステート 青鹿毛 | ディープインパクト 鹿毛 | サンデーサイレンス |
| ウインドインハーヘア | ||
| シルヴァースカヤ 黒鹿毛 | Silver Hawk | |
| Boubskaia | ||
| 母ハイドラン 黒鹿毛 | ローエングリン 栗毛 | Singspiel |
| カーリング | ||
| ミミオブパラダイス 鹿毛 | ダンスインザダークDance in the Dark | |
| ヘヴンリーアドヴァイス |
旅程 — この馬の物語
2022年生まれの黒鹿毛の牡馬。父シルバーステート 青鹿毛、母ハイドラン 黒鹿毛。主な勝ち鞍はチャーチルダウンズC。
父の燃え残りと、槍の名
混沌に対する槍——Lance of Chaos。その名は、単なる響きではない。 父シルバーステートは、主戦だった福永祐一が「規格外のエンジン」と形容した逸材だった。デビューから4連勝、三冠も届くかと期待されたが、屈腱炎が2度にわたって夢を断ち切り、5戦4勝のまま引退を余儀なくされた。走らないまま消えた可能性が、種牡馬として次世代に受け継がれた。 その後継の一頭が、2022年3月27日、北海道新ひだか町のフジワラファームに生まれた。黒鹿毛の牡。父はシルバーステート、母はローエングリン産駒のハイドラン。馬主・五影慶則が「混沌を貫く槍」を意味する名を与えた。父が届かなかった頂へ向かう一刀として、この馬は栗東・奥村豊厩舎に入厩した。
9番人気の衝撃 ― 朝日杯の3着
2024年12月1日、京都の芝1400m。新馬戦を2番人気で快勝し、中2週で挑んだのは朝日杯フューチュリティステークスだった。9番人気、完全な伏兵扱い。 鞍上はデビュー2年目、20歳の吉村誠之助。このコンビは、この日初めて一緒にGIの舞台へ立った。前半3ハロン35秒4のスローペース、中団馬群で折り合ったランスオブカオスは、直線で鋭い脚を伸ばして3着に突っ込んだ。勝ったアドマイヤズームには届かなかったが、人気薄の2歳馬がGIで掲示板に載ったという事実は、この馬の潜在力を示す証明だった。
1600メートルという地図
2025年2月、きさらぎ賞(京都芝1800m)。4番人気に支持され、1馬身の出遅れを挽回するかのように後方から末脚を伸ばして3着に入った。上がり3ハロンは2位の数字だったが、吉村は静かに言った。「最後は距離適性の差が出たかもしれません。若干、脚が上がりましたし、1800メートルは少し長い気がします」[^1]。 陣営はその言葉を受け止めた。次の照準はNHKマイルカップ、1600メートルの大舞台。その前に3歳GIIIのチャーチルダウンズカップ(阪神芝1600m)を挟むことにした。 4月5日、先団の後ろにつけたランスオブカオスは直線で馬群を割って抜け出し、1番人気アルテヴェローチェを1馬身3/4差で退けた。1分32秒2。人馬とも、揃って重賞初制覇。吉村誠之助、デビュー2年目、20歳の快挙だった。 5月のNHKマイルカップは4番人気で5着。パンジャタワーが制したハイペースの一戦で着順は伸び切らなかったが、初のGIクラシック騎乗でランスオブカオスはひるまず走り切った。
出典:中日スポーツ 2025年2月9日配信、閲覧日:2026年6月25日。
秋と冬、積み重ねる力
秋のスワンステークス(京都芝1400m)は4番人気で3着。古馬混合のGIIで3歳馬の最先着を果たし、吉村は「1600メートルでひと息入れられる方がいいかもしれません。今日は出せる力を出し切ってくれた」[^1]と語った。 12月のリゲルステークス(阪神芝1600m)では1番人気に応えた。中団外から折り合い、残り300メートルで追い出しを始めると、差し切ってゴールへ。勝ちタイム1分31秒8、リステッド2勝目。マイルの適性をあらためて証明した一戦だった。 2026年1月の京都金杯(GⅢ)は1番人気で5着、3月の東風S(L)は2番人気で11着、4月の読売マイラーズカップ(GⅡ)は8番人気で11着。格上挑戦の壁にも、敗北の重さにも、向き合いながら、この馬はまだ走っている。
出典:日刊スポーツ 2025年10月13日配信、閲覧日:2026年6月25日。
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