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カラマティアノス
通算成績13戦3勝
獲得賞金1億645万円
生年月日 2022.02.25(令和4年)毛色 鹿毛性 牡
全成績
主要戦績(抜粋)・新しい順| 年月日 | 着順 | レース | コース | 人気 | 騎手 | タイム | 上り3F | 映像 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 7 | GIII七夕賞 | 福島 芝2000 | 1人気 | 岩田康誠 | 1:59.1 | 上り36.5 | 映像 | |
| 6 | GIIIエプソムカップ | 東京 芝1800 | 3人気 | 津村明秀 | 1:45.6 | 上り33.7 | 映像 | |
| 2 | GII中山記念 | 中山 芝1800 | 4人気 | 津村明秀 | 1:45.4 | 上り34.0 | 映像 | |
| 1 | GIII中山金杯 | 中山 芝2000 | 7人気 | 津村明秀 | 2:00.3 | 上り34.4 | 映像 | |
| 12 | OPペルセウスS | 東京 ダ1600 | 11人気 | 石川裕紀人 | 1:35.6 | 上り37.8 | — | |
| 10 | GIII京成杯AH | 中山 芝1600 | 6人気 | 石川裕紀人 | 1:31.8 | 上り33.3 | — | |
| 12 | GI東京優駿 | 東京 芝2400 | 15人気 | 池添謙一 | 2:25.2 | 上り34.7 | 映像 | |
| 10 | GI皐月賞 | 中山 芝2000 | 12人気 | 戸崎圭太 | 1:58.0 | 上り34.6 | 映像 | |
| 2 | GIII共同通信杯 | 東京 芝1800 | 6人気 | 戸崎圭太 | 1:46.1 | 上り33.4 | 映像 | |
| 1 | こうやまき賞 | 中京 芝1600 | 2人気 | 川田将雅 | 1:35.1 | 上り34.2 | — | |
| 1 | 2歳未勝利 | 東京 芝1800 | 1人気 | 北村宏司 | 1:48.0 | 上り33.8 | — | |
| 3 | 2歳未勝利 | 中山 芝1800 | 1人気 | C.ルメール | 1:49.1 | 上り34.2 | — | |
| 3 | 2歳新馬 | 新潟 芝1800 | 2人気 | 川田将雅 | 1:48.8 | 上り34.1 | — |
血統
金色の名は 名馬ジャーニー に掲載 — その馬のページへ| 父レイデオロ 鹿毛 | キングカメハメハ 鹿毛 | Kingmambo |
| マンファス | ||
| ラトラーダ 青鹿毛 | シンボリクリスエスSymboli Kris S | |
| レディブロンド | ||
| 母ダンサール | ハーツクライHeart's Cry | サンデーサイレンス |
| アイリッシュダンス | ||
| バラダセール | Not For Sale | |
| La Balada |
旅程 — この馬の物語
2022年生まれの鹿毛の牡馬。父レイデオロ 鹿毛、母ダンサール。主な勝ち鞍は中山金杯。
踊り手の血 ― 名前と一族
カラマティアノス。響きは古代ギリシャの野外から来る。 ギリシャ南部の都市カラマタに発した民族舞踊の名を、そのまま馬名にした。参加者が手を繋ぎ円を描いて踊る7拍子の踊り――楽しく目出度いその踊りは、ホメーロスの時代からエーゲ海沿岸に伝わってきたと言われている。母の名はダンサール。踊り手の意を持つその名に、踊りの名を冠した配合に、生産者ノーザンファームの遊び心が見える。 2022年2月25日、安平のノーザンファームに生まれた鹿毛の牡馬。父はレイデオロ、2017年のダービー馬。キングカメハメハの血を受け継ぐ晩成型の種牡馬で、初年度産駒から重賞馬を送り出してはいるが、大物が揃うほどに「まだ時間がかかる」血でもある。 母ダンサールの血を辿ると、外祖母はバラダセール。アルゼンチンGIの亜オークスと亜1000ギニーを制した南米の強豪牝馬で、日本に繁殖馬として輸入された。バラダセールの産駒にはサトノフラッグ(弥生賞)とサトノレイナス(阪神ジュベナイルフィリーズ2着・桜花賞2着)がいる。カラマティアノスの母の弟と妹に当たる二頭は、ともにGI・GIIの舞台で名を刻んだ血族だ。 馬主はサンデーレーシング、調教は美浦の奥村武厩舎が担う。踊りを名に持つ鹿毛は、こうして出発点に立った。
遠回りのデビュー ― 二〇二四年の秋
2024年7月28日、新潟の芝1800メートル。デビュー戦に川田将雅を背にしたカラマティアノスは2番人気に推されたが、3着に留まった。 デビュー前に杉木助手が「やるごとに気が入ってきた。初戦から楽しみ」と言った素質馬が、勝ち上がりに手間取った。9月の中山・2歳未勝利戦は1番人気でルメールを背に3着。その次、10月の東京・芝1800メートルで北村宏司とのコンビで1番人気に応えてようやく初勝利を掴む。 続く12月のこうやまき賞(中京・芝1600メートル)でも、川田将雅に戻って2番人気から勝利。デビューから5戦目、年内に2勝をまとめて力を蓄えた。 遠回りに見えたこの秋の日々が、翌春の大舞台への助走になる。
三歳の春 ― 共同通信杯から大舞台へ
2025年2月、東京の共同通信杯。戸崎圭太とのコンビで6番人気で出走したカラマティアノスは、直線で最内を突いて先頭に立ち、残り200メートルで一時前に出た。しかし1番人気のマスカレードボールに差し返され、1馬身差の2着に終わる。「最後までしっかり走ってくれた」と戸崎は振り返った。[^1] 直線の動きは確かで、クラシックへの権利を掴んだ。だが春の大舞台では苦戦が続く。皐月賞は12番人気で10着、東京優駿は15番人気で12着。クラシックの頂を争う世代の壁は高かった。 秋も低迷した。京成杯オータムハンデ10着、ペルセウスステークス12着。石川裕紀を背にした2戦でも上位に食い込めず、重賞初勝利への道のりは見えにくくなっていた。
出典:スポーツ報知「【共同通信杯】一度は先頭のカラマティアノス2着 戸崎圭太騎手「最後までしっかり走ってくれた」」2025年2月16日、https://www.excite.co.jp/news/article/SportsHochi_20250216_OHT1T51153/、閲覧日:2026年6月28日。
金杯の朝 ― 重賞初制覇
2026年1月4日、中山の芝2000メートル。元日が明けて最初の重賞・中山金杯に、カラマティアノスは7番人気で出走した。鞍上は初コンビの津村明秀。当時39歳のベテランは、2024年のヴィクトリアマイルでGI初制覇を成し遂げていた。 津村はスタートから積極的に行き、4番手のポジションを確保する。「最近は後ろからの競馬が続いていて、あまり良い結果が出ていなかったので、できればある程度好位のポジションを取りたいなと思ってスタートから行きました。正直、あれほど行けるとは思っていなかったのですが、馬もゲートから応えてくれて」[^1]。 3コーナーから4コーナーで一つポジションを上げ、直線で早めに先頭に立つ。しかし後ろからは1番人気アンゴラブラックが猛追してくる。坂を上がり切ったところで脚いろが鈍り、津村は「なんとか持ってくれという気持ちでした」[^2]と思ったという。写真判定にもつれ込む大接戦。結果はハナ差でカラマティアノス。勝ちタイムは2分0秒3。 初めて重賞の上位に名を刻んだ瞬間だった。「直線に入る時の手応えも抜群でしたし、いいポジションを取れたのが最大の勝因かなと思います」[^3]と、津村は静かに、しかし確かな手応えを語った。調教師の奥村武も「スタートを決めて好位で流れに乗っていけました。ドンピシャのポジションにつけられたことが大きかったと思います」と振り返った。[^4]
出典:東京スポーツ「【中山金杯結果&コメント】カラマティアノスが激戦制す 津村明秀「ポジションを取れたのが最大の勝因」」2026年1月4日、https://tospo-keiba.jp/breaking_news/67119、閲覧日:2026年6月28日。/ウマニティ「【中山金杯】午年になっても主役は明け4歳世代!カラマティアノス接戦制す 津村明秀騎手「なんとかもってくれという気持ちでした」」2026年1月4日、https://umanity.jp/racedata/race_newsdet.php?nid=11862172、閲覧日:2026年6月28日。/東京スポーツ「【中山金杯結果&コメント】カラマティアノスが激戦制す 津村明秀「ポジションを取れたのが最大の勝因」」2026年1月4日、https://tospo-keiba.jp/breaking_news/67119、閲覧日:2026年6月28日。/スポーツナビ「【中山金杯】カラマティアノスが強気の走りで押し切り待望の重賞初制覇」2026年1月4日、https://umanity.jp/racedata/race_newsdet.php?nid=11862150、閲覧日:2026年6月28日。
これからの旅程
重賞を勝った馬が次に向かう場所は、決まっていた。 2026年3月の中山記念(GII・芝1800メートル)。4番人気で臨んだカラマティアノスは、先行したレーベンスティールを直線外から粘り強く追いかけ、2着に食い込んだ。津村明秀は「惜しい競馬でした。折り合いも前回から進境がありました。枠の内外が勝ち馬と逆だったら違っていたかも」と悔しさをにじませた。[^1] 奥村師は「1800メートルの速い流れにも対応した。本来は時計のかかる馬場の方がいいタイプ」と収穫を語り、馬のさらなる成長を感じ取っていた。[^2] 5月のエプソムカップは3番人気で6着。充実期に入りながらも、課題が消えたわけではない。 2026年7月12日、カラマティアノスは初めての福島・芝2000メートルへ駒を進めた。第62回七夕賞。ハンデ58キロを背負い、単勝1番人気に支持される。だが主戦の津村明秀が騎乗停止中で、手綱は岩田康誠に託された。強気に運んで折り合いはつけたものの、勝負どころで手応えが続かない。向正面で好位へ上げるつもりが3コーナーで脚を使えなかったと、岩田はレース後に首をかしげた。7着。遠くに星を掲げる夏の一戦は、簡単には答えをくれなかった。それでも、ハナ差の勝利を知った鹿毛は、まだ四歳。踊り手の名を持つ馬の旅程は、ここから折り返していく。
出典:中日スポーツ「【中山記念】4番人気カラマティアノス2着に食い込む 津村騎手「惜しい競馬でした…枠の内外が勝ち馬と逆だったら違っていたかも」」2026年3月1日、https://www.chunichi.co.jp/article/1216375、閲覧日:2026年6月28日。/中日スポーツ「【中山記念】4番人気カラマティアノス2着に食い込む 津村騎手「惜しい競馬でした…枠の内外が勝ち馬と逆だったら違っていたかも」」2026年3月1日、https://www.chunichi.co.jp/article/1216375、閲覧日:2026年6月28日。
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