名馬の記憶を、
再生する。
サイトの出馬表
このサイトの、すべての入口。- 今週の競馬WEEKLY重賞日程・観戦コラム・展開シミュレーション
- 名馬録HORSES馬柱と映像で辿る、一頭の全成績と引退後
- レースRACES重賞ごとの歴代優勝馬と、その映像
- 年表TIMELINE一年一走 — 1950年から、年ごとの紙面で
- 物語STORIES三冠馬の系譜、芦毛の怪物たち — 連載読み物
- 牧場帖BOKUJŌ-CHŌ北海道 — 引退馬たちの「いま」を訪ねる帳面
- ドリームレースDREAM時代を越えた夢の一戦を、千回走らせる
- このサイトについてABOUT方針・映像と画像の扱い・お問い合わせ
物語で辿る
テーマ別に名馬の歴史を読む・観る年表ICHINEN-ISSO — 2400m
牧場帖
一年ずつ、顔ぶれをたどる。引退した名馬たちの繋養・在籍と映像を綴る帳面。名馬録
スライダーを動かすと、その世代に生まれた馬を獲得賞金の多い順で表示します。
ハギノアレグリアス
通算成績24戦8勝
獲得賞金2億7,958万円
生年月日 2017.04.27(平成29年)毛色 鹿毛性 牡
全成績
主要戦績(抜粋)・新しい順| 年月日 | 着順 | レース | コース | 人気 | 騎手 | タイム | 上り3F | 映像 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 6 | GIチャンピオンズカップ | 中京 ダ1800 | 11人気 | 岩田康誠 | 1:51.1 | 上り37.9 | 映像 | |
| 5 | JpnⅡ名古屋グランプリ | 名古屋 ダ2100 | 6人気 | 岩田望来 | 2:14.9 | 上り40.3 | — | |
| 12 | GIIIアンタレスS | 阪神 ダ1800 | 3人気 | 岩田望来 | 1:55.8 | 上り41.7 | 映像 | |
| 4 | GIチャンピオンズカップ | 中京 ダ1800 | 6人気 | 岩田望来 | 1:50.5 | 上り36.7 | 映像 | |
| 1 | GIIIシリウスS | 中京 ダ1900 | 5人気 | 岩田望来 | 1:57.1 | 上り36.4 | 映像 | |
| 7 | GIII平安S | 京都 ダ1900 | 2人気 | 岩田望来 | 1:58.0 | 上り36.8 | 映像 | |
| 3 | GIIIアンタレスS | 阪神 ダ1800 | 1人気 | 岩田望来 | 1:51.5 | 上り37.4 | 映像 | |
| 3 | JpnⅡダイオライト記念 | 船橋 ダ2400 | 2人気 | 岩田望来 | 2:35.3 | 上り40.8 | — | |
| 6 | GIチャンピオンズカップ | 中京 ダ1800 | 5人気 | 岩田望来 | 1:51.4 | 上り37.6 | 映像 | |
| 1 | GIIIシリウスS | 阪神 ダ2000 | 1人気 | 岩田望来 | 2:04.4 | 上り36.9 | 映像 | |
| 4 | JpnⅠ帝王賞 | 大井 ダ2000 | 6人気 | 岩田望来 | 2:02.7 | 上り37.5 | 映像 | |
| 2 | GIII平安S | 京都 ダ1900 | 2人気 | 岩田望来 | 2:00.2 | 上り39.1 | 映像 | |
| 1 | JpnⅢ名古屋大賞典 | 名古屋 ダ2000 | 1人気 | 川田将雅 | 2:08.2 | 上り36.1 | — | |
| 2 | GII東海テレビ杯東海S | 中京 ダ1800 | 1人気 | 川田将雅 | 1:51.6 | 上り36.2 | 映像 | |
| 2 | GIIIみやこS | 阪神 ダ1800 | 2人気 | 福永祐一 | 1:51.6 | 上り37.0 | 映像 | |
| 1 | OP太秦S | 阪神 ダ1800 | 1人気 | 富田暁 | 1:51.1 | 上り36.5 | — | |
| 4 | OPアハルテケS | 東京 ダ1600 | 10人気 | 富田暁 | 1:36.2 | 上り35.6 | — | |
| 1 | 白川郷S | 中京 ダ1900 | 1人気 | 岩田望来 | 1:56.3 | 上り36.0 | — | |
| 1 | 日進特別 | 中京 ダ1800 | 1人気 | 川田将雅 | 1:51.1 | 上り36.0 | — | |
| 1 | 3歳以上1勝クラス | 阪神 ダ2000 | 1人気 | 川田将雅 | 2:04.5 | 上り36.4 | — | |
| 2 | 3歳以上1勝クラス | 阪神 ダ1800 | 1人気 | 川田将雅 | 1:49.4 | 上り35.4 | — | |
| 6 | 3歳1勝クラス | 京都 ダ1800 | 4人気 | 秋山真一郎 | 1:51.1 | 上り36.0 | — | |
| 1 | 3歳未勝利 | 京都 ダ1800 | 5人気 | 岩田望来 | 1:53.2 | 上り36.9 | — | |
| 6 | 2歳新馬 | 阪神 芝1800 | 3人気 | 武豊 | 1:49.9 | 上り34.1 | — |
血統
金色の名は 名馬ジャーニー に掲載 — その馬のページへ| 父キズナKizuna | ディープインパクトDeep Impact | サンデーサイレンスSunday Silence |
| ウインドインハーヘアWind in Her Hair | ||
| キャットクイルCatequil | Storm Cat | |
| Pacific Princess | ||
| 母タニノカリス | ジェネラスGenerous | Caerleon |
| Doff the Derby | ||
| タニノクリスタル | クリスタルパレスCrystal Palace | |
| タニノシーバードTanino Sea-Bird |
旅程 — この馬の物語
2017年生まれの鹿毛の牡馬。父キズナ、母タニノカリス。主な勝ち鞍はシリウスS。
アレグリアス ― 歓びという名の血
二〇一七年四月二十七日、岡田スタッドに一頭の鹿毛が生まれた。冠名の「ハギノ」は馬主・日隈良江のもの、続く「アレグリアス」はスペイン語で歓びを意味する。歓びという名は、しかし、すぐに約束されたわけではなかった。 血の背景は華やかだった。父キズナは二〇一三年の日本ダービー馬で、凱旋門賞にも挑んだディープインパクト産駒。母タニノカリスの父は、英ダービーとキングジョージを制したジェネラスである。そして母系をさかのぼると、二代母タニノクリスタルに行き当たる――このタニノの牝系こそ、物語の芯だった。 タニノクリスタルは、二〇〇二年の日本ダービー馬タニノギムレットを産んでいる。母を同じくするタニノカリスにとって、ギムレットは半きょうだいにあたり、ハギノアレグリアスから見れば叔父になる。さらにそのタニノギムレットが送り出したのが、二〇〇七年に牝馬として六十四年ぶりの東京優駿を制したウオッカだ。三代母タニノシーバードの仔には、朝日チャレンジカップと北九州記念を勝ったタニノスイセイもいる。ダービー馬を二頭出した名牝系――その血が、今度は砂の上でどう花開くのかは、まだ誰にもわからなかった。
芝から砂へ ― 若き岩田望来の初勝利
二〇一九年九月十五日、阪神の芝千八百メートル。デビュー戦の鞍上は武豊だった。三番人気に推されながら、結果は六着。芝の上では、この馬の輪郭はまだぼやけていた。 輪郭がくっきりと結ばれたのは、翌春、初めて砂を踏んだ日だった。二〇二〇年五月二日、京都のダート千八百メートル、三歳未勝利。手綱を取ったのは、デビュー二年目の岩田望来である。五番人気の評価をくつがえして勝ち上がると、この馬は砂の上で別の生き物のように走り出した。夏から秋にかけて、川田将雅を背に一勝クラスと日進特別を、そして十月には再び岩田望来を鞍上に白川郷ステークスを制する。三歳のうちに四勝を積み上げ、オープンの門はもう目の前にあった。 昇っていく途中だった。だからこそ、その次に訪れた沈黙は長く、深かった。
両前肢の屈腱炎 ― 二十か月を待った人たち
二〇二〇年十一月、両前肢に屈腱炎を発症する。競走馬にとって、脚元の腱を痛めることは、しばしば現役の終わりを意味する。ハギノアレグリアスは幹細胞移植の手術を受け、松田国英厩舎から四位洋文厩舎へと移り、福島県いわき市の競走馬リハビリテーションセンターで長い療養に入った。ターフから姿を消したまま、四歳の一年がまるごと過ぎていく。 復帰は二〇二二年六月、東京のアハルテケステークス。実に一年八か月ぶりのレースで、十番人気ながら四着に脚を見せた。そして同年十月十五日、阪神の太秦ステークス。一番人気に応え、鞍上の富田暁が中団から直線で力強く外へ持ち出すと、そのまま抜け出して復活の勝ち鞍を挙げた。管理する四位洋文は、屈腱炎と向き合った日々をこう振り返っている。「もともと屈腱炎で長いこと治療をしてきた馬。オーナーさんにもじっくり待っていただき、すべて任せていただいて予定通りにきました」[^1]。待つ、という仕事を全うした人たちがいて、この馬は帰ってきた。
出典:中日スポーツ「ハギノアレグリアスが直線伸びて抜け出す 屈腱炎から復帰2戦目で勝利【阪神11R・太秦S】」2022年10月15日配信、https://www.chunichi.co.jp/article/564140、閲覧日:2026年7月21日。
重賞の扉 ― 名古屋とシリウスと
砂の一線に戻ったこの馬は、あと一歩の二着を重ねていく。二〇二二年十一月のみやこステークス、翌年一月の東海ステークス、いずれも力は足りているのに、扉の前で足踏みが続いた。 その扉が開いたのは、二〇二三年三月十六日、名古屋大賞典だった。川田将雅を背に一番人気に応え、中団から四コーナーで外に持ち出すと、内を突いたケイアイパープルとの叩き合いをアタマ差でしのぐ。六歳の春、初めての重賞のタイトルだった。続く平安ステークスでも二着に粘り、六月には大井の帝王賞へ。JpnⅠの舞台は四着に終わったが、砂の頂に手が届く位置まで来ていることは、誰の目にも明らかになっていた。 九月三十日、阪神のシリウスステークス。ここから岩田望来が主戦として手綱を握り続ける。一番人気に推された馬は、好位から粘り強く脚を伸ばし、先に抜け出したアイコンテーラーをゴール寸前で差し切って重賞二勝目を飾った。三歳の未勝利戦でこの馬に初めての勝利をもたらした若い騎手が、いまや砂の重賞で最も信頼される鞍上になっていた。
砂の常連 ― 連覇と、四着のGI
重賞を勝った馬に、次はGIの壁が立ちはだかる。二〇二三年十二月、初めてのチャンピオンズカップは六着。翌年春もダイオライト記念三着、一番人気のアンタレスステークス三着、平安ステークス七着と、勝ちきれない日が続いた。栄光の隣には、いつも取りこぼしの影がある。 それでも秋、この馬はもう一度きらめいた。二〇二四年九月二十八日、中京のシリウスステークス。五番人気と評価を下げながら、好位の内で流れに乗り、最後の直線で先に抜け出したオメガギネスをゴール前できっちり差し切る。同競走初となる連覇だった。勢いのまま暮れのチャンピオンズカップへ向かうと、六番人気の身で内を突いて伸び、四着。GIのゴール板を、キャリアで最も近い場所で通過した。表彰台には届かない。届かないまま、この馬は砂の一線で戦い続けた常連だった。
父が引いた最後の一戦 ― そして誘導馬へ
八歳になった二〇二五年、走りにはさすがに翳りが差した。春のアンタレスステークスは十二着、名古屋グランプリは五着。そして十二月七日、中京のチャンピオンズカップが、この馬の最後のレースになった。 その日の手綱を取ったのは、岩田望来ではなく、父の岩田康誠だった。若き日の望来がこの馬の初勝利で開いた砂の扉を、父が閉じにきた格好である。十一番人気の伏兵は六着で走り終え、二十四戦八勝、重賞三勝の現役に幕を下ろした。十二月十二日付でJRAの登録を抹消される。 引退後の行き先は、繁殖でも、遠い牧場でもなかった。阪神競馬場の誘導馬である。二〇二六年六月六日、阪神の五レース、この馬は誘導馬として新たな一日を始めた。両前肢の腱を痛め、二十か月をかけて帰ってきた砂の常連は、いま同じ競馬場のパドックで、これから走る若い馬たちを本馬場へと導いている。走り終えた者が、次に走る者の先頭を進む。歓びという名は、その静かな朝に、ようやく名前どおりの意味を持ったのかもしれない。
このサイトについて
名馬ジャーニーとは
名馬ジャーニーは、競馬の名レースと、引退した馬たちのその後を記録する、個人運営のアーカイブサイトです。数分のレースだけでなく、馬がターフを去ってからの時間まで辿れることを大切にしています。JRAなどの競馬主催者・関連団体とは関係のない、一人の競馬好きが続けている場所です。
情報について
本サイトの競走馬プロフィールやレース記録は、報道記事やWikipediaなど、一般に公開されている情報をもとに、当サイトの言葉で整理・編集しています。各馬の歩みをたどる読み物には、参考にした記事の出典を末尾に記載し、引用は必要な範囲にとどめています。
競走成績などのデータは、Wikipediaを主として一般に公開されている情報を参考に、当サイトが独自に整理・編集したものです。JRAの公式サイトやJRA-VAN、netkeibaといった競馬情報サービスのデータベースを転載・複製したものではありません。個人が公開情報をもとにまとめたものであり、内容の正確性を保証するものではありません。
文章の制作には生成AIを活用し、運営者が確認のうえ公開しています。ただし個人による運営で、一部は自動的に更新されるため、誤りや古くなった情報が含まれている場合があります。誤りにお気づきの際は、お知らせいただけると幸いです。馬券の購入その他の判断は、JRA・各主催者の公式発表にもとづき、ご自身の責任で行ってください。
画像について
本サイトに掲載している競走馬のイラストなどの画像は、AIで生成したオリジナルのものです。実在する写真を複製・加工したものではありません。競走馬の毛色や特徴を完全に再現できるものではない点は、あらかじめご了承ください。なお、映像のサムネイルは、YouTube上の各動画のサムネイル画像を表示しています。
映像について
本サイトのレース映像は、競馬主催者などの公式チャンネルが公開し、埋め込みを許可している動画だけを、YouTubeの標準的な埋め込み機能でご紹介しています。権利者に無断で転載された映像は扱いません。牧場の映像も同じ仕組みで、牧場や、牧場を訪ねた方々が自身のチャンネルで公開している動画をご紹介しています。
動画は埋め込み先でもYouTube上で再生され、再生数・広告収益はすべて各チャンネルに帰属します。あわせて各チャンネルの登録ボタンを設け、ご覧になった方が配信元のチャンネルへ辿り着けるようにしています。本サイトが動画ファイルを保存・配信することはありません。
名レースの記憶を残し、馬たちの引退後まで辿るこのサイトが、その映像を遺してくださった各チャンネルと、新しい競馬ファンとの出会いに少しでも役立てば幸いです。
広告について
本サイトは、運営を続けるための費用にあてるため、競走馬プロフィールや成績表など、当サイトが制作したコンテンツが主体のページに広告を掲載することがあります。動画の視聴が主となる場面には広告を置きません。アフィリエイトリンクなどを掲載する場合は、広告であることがわかる表示を行います。
アクセス解析について
本サイトは、閲覧状況の把握と改善のため、Googleアナリティクスを利用しています。GoogleアナリティクスはCookieを用いてアクセス情報を収集しますが、個人を特定する情報は含まれません。仕組みの詳細はGoogleのポリシーと規約をご確認ください。Cookieは、お使いのブラウザの設定で無効にすることもできます。
免責事項
掲載内容には正確を期していますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。本サイトの利用、およびリンク先の外部サイトの利用によって生じた損害について、運営者は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
お問い合わせ・権利者の方へ
掲載内容についてのお問い合わせ、誤りのご指摘、掲載をご希望されない場合の削除・修正のご依頼を承ります。権利者やご関係者の方からのお申し出には、内容を確認のうえ、速やかに対応いたします。お問い合わせ先は、準備が整い次第このページに掲載いたします。映像については、各チャンネル側の設定でも表示を停止いただけます。