名馬の記憶を、
再生する。
サイトの出馬表
このサイトの、すべての入口。- 今週の競馬WEEKLY重賞日程・観戦コラム・展開シミュレーション
- 名馬録HORSES馬柱と映像で辿る、一頭の全成績と引退後
- レースRACES重賞ごとの歴代優勝馬と、その映像
- 年表TIMELINE一年一走 — 1950年から、年ごとの紙面で
- 物語STORIES三冠馬の系譜、芦毛の怪物たち — 連載読み物
- 牧場帖BOKUJŌ-CHŌ北海道 — 引退馬たちの「いま」を訪ねる帳面
- ドリームレースDREAM時代を越えた夢の一戦を、千回走らせる
- このサイトについてABOUT方針・映像と画像の扱い・お問い合わせ
物語で辿る
テーマ別に名馬の歴史を読む・観る年表ICHINEN-ISSO — 2400m
牧場帖
一年ずつ、顔ぶれをたどる。引退した名馬たちの繋養・在籍と映像を綴る帳面。名馬録
スライダーを動かすと、その世代に生まれた馬を獲得賞金の多い順で表示します。
ガイアフォース
通算成績22戦4勝
獲得賞金5億2,141万円
生年月日 2019.02.21(令和元年)毛色 芦毛性 牡
全成績
主要戦績(抜粋)・新しい順| 年月日 | 着順 | レース | コース | 人気 | 騎手 | タイム | 上り3F | 映像 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | GI安田記念 | 東京 芝1600 | 1人気 | 横山武史 | 1:32.1 | 上り33.0 | 映像 | |
| 6 | GIドバイターフ | メイダン 芝1800 | 4人気 | 坂井瑠星 | — | 映像 | ||
| 2 | GIマイルチャンピオンS | 京都 芝1600 | 4人気 | 横山武史 | 1:31.6 | 上り33.2 | 映像 | |
| 1 | GII富士S | 東京 芝1600 | 3人気 | 横山武史 | 1:31.7 | 上り33.3 | 映像 | |
| 2 | GI安田記念 | 東京 芝1600 | 9人気 | 吉村誠之助 | 1:32.9 | 上り33.9 | 映像 | |
| 9 | GIチャンピオンズマイル | シャティン 芝1600 | 4人気 | 川田将雅 | — | 映像 | ||
| 7 | GIフェブラリーS | 東京 ダ1600 | 6人気 | 長岡禎仁 | 1:36.5 | 上り35.9 | 映像 | |
| 15 | GIチャンピオンズカップ | 中京 ダ1800 | 5人気 | 長岡禎仁 | 1:53.7 | 上り40.0 | 映像 | |
| 4 | GI安田記念 | 東京 芝1600 | 5人気 | 長岡禎仁 | 1:32.6 | 上り33.5 | 映像 | |
| 2 | GIフェブラリーS | 東京 ダ1600 | 5人気 | 長岡禎仁 | 1:35.9 | 上り37.2 | 映像 | |
| 6 | GIIIチャレンジカップ | 阪神 芝2000 | 1人気 | 西村淳也 | 1:59.2 | 上り35.3 | 映像 | |
| 5 | GI天皇賞(秋) | 東京 芝2000 | 7人気 | 西村淳也 | 1:56.2 | 上り35.5 | 映像 | |
| 5 | GII産経賞オールカマー | 中山 芝2200 | 2人気 | 西村淳也 | 2:12.4 | 上り35.7 | 映像 | |
| 4 | GI安田記念 | 東京 芝1600 | 8人気 | 西村淳也 | 1:31.6 | 上り33.3 | 映像 | |
| 2 | GII読売マイラーズカップ | 京都 芝1600 | 4人気 | 西村淳也 | 1:31.5 | 上り33.2 | 映像 | |
| 5 | GIIアメリカジョッキークラブカップ | 中山 芝2200 | 1人気 | C.ルメール | 2:14.0 | 上り35.2 | 映像 | |
| 8 | GI菊花賞 | 阪神 芝3000 | 1人気 | 松山弘平 | 3:04.0 | 上り38.0 | 映像 | |
| 1 | GII朝日セントライト記念 | 中山 芝2200 | 3人気 | 松山弘平 | 2:11.8 | 上り34.7 | 映像 | |
| 1 | 国東特別 | 小倉 芝2000 | 1人気 | 松山弘平 | 1:56.8 | 上り35.4 | — | |
| 2 | あずさ賞 | 中京 芝2000 | 1人気 | 松山弘平 | 1:59.8 | 上り34.4 | — | |
| 1 | 3歳未勝利 | 阪神 芝2000 | 1人気 | 松山弘平 | 2:00.4 | 上り34.8 | — | |
| 2 | 2歳新馬 | 小倉 芝1800 | 3人気 | 松山弘平 | 1:50.3 | 上り34.3 | — |
血統
金色の名は 名馬ジャーニー に掲載 — その馬のページへ| 父キタサンブラックKitasan Black | ブラックタイド | サンデーサイレンスSunday Silence |
| ウインドインハーヘアWind in Her Hair | ||
| シュガーハート | サクラバクシンオーSakura Bakushin O | |
| オトメゴコロ | ||
| 母ナターレ | クロフネKurofune | フレンチデピュティFrench Deputy |
| ブルーアヴェニューBlue Avenue | ||
| ロージーチャーム | ダンスインザダークDance in the Dark | |
| クリスマスローズ |
旅程 — この馬の物語
2019年生まれの芦毛の牡馬。父キタサンブラック、母ナターレ。主な勝ち鞍は朝日セントライト記念・富士S。
クリスマスの牝系に生まれた、大地の力
母ナターレの一族は、どこか冬の匂いがする。ナターレはイタリア語でクリスマス。3代母クリスマスローズから続く牝系には、ユール、ジョワノエル、ノーチェブエナと、各国の言葉で降誕祭を名乗る仔たちが並ぶ。その母系に、2019年2月21日、北海道の追分ファームで芦毛の牡馬が生まれた。 名は、ガイアフォース。ギリシャ神話の地母神ガイアの、力。クリスマスの一族にあって、ただ一頭だけ、大地の名を与えられた馬だった。 父方には、もう一つの物語がある。父はキタサンブラック。現役を退いて種牡馬となった、その最初の世代――初年度産駒である。同じ年に生まれた父の仔に、のちに世界のレーティング首位まで駆け上がるイクイノックスがいた。歴史をつくる怪物と、大地の名を負った芦毛は、同じ父の同じ最初の一年から、それぞれの旅へ出た。 母ナターレは地方競馬でクラウンカップや戸塚記念を勝った牝馬。母の父はダートの名馬クロフネである。父から芝と長丁場を、母系から砂と勝負根性を受け継いだこの馬は、やがてどんな舞台にも顔を出す旅馬になっていく。管理するのは栗東の杉山晴紀、馬主はKRジャパン。手綱は、松山弘平がとった。
半年の空白と、父子のセントライト
2021年9月、小倉の新馬戦。松山弘平を背にしたデビュー戦は、2着だった。勝ち上がりは、そこから半年を要する。次に姿を見せたのは年を越した2022年3月、阪神の未勝利戦。これを危なげなく勝つと、あずさ賞は惜しくも2着、続く国東特別はレコードで駆け抜けた。上がり馬の評判を背負って、秋の初重賞へ向かう。 中山、セントライト記念。7年前、父キタサンブラックがちょうど同じレースを勝ち、菊花賞への道を歩き出していた。3番人気のガイアフォースは中団から進出し、1番人気アスクビクターモアと馬体を併せる。ゴールまで続いた叩き合いを、アタマ差、凌いだ。父子でのセントライト記念制覇は、史上5組目。松山にとっても、この馬にとっても、掴んだ初めての重賞だった。 父が歩いた道を、仔がなぞっていく。次の一戦は、父が初めてのGIを勝ったレース――菊花賞だった。
菊の道、父の勝った同じレースで
菊花賞。父キタサンブラックは7年前、京都の3000mを鋭く抜け出して初のGIを手にし、地味な血と呼ばれた出自を覆した。京都改修のため舞台こそ阪神に移ったが、同じセントライト記念を勝ち、同じ菊花賞へ。ガイアフォースは単勝3.6倍の1番人気に推された。 だが、1枠1番が誤算になった。目標に定めたアスクビクターモアを前に置いて運ぶはずが、内で何頭にも前に入られ、その姿は視界から消える。伸び伸びと走れないまま内の6番手を追走し、直線でも窮屈さを抜けきれない。アスクビクターモアがレコードで駆け抜けた同じ舞台で、ガイアフォースは8着に沈んだ。 「1枠1番が全て」[^1]。杉山は敗因をそう言い切った。松山は距離が長かったのかもしれないと振り返る。父が同じ道の果てで大輪を咲かせたその大一番で、仔は初めての大敗を喫した。この日を境に、ガイアフォースの旅は王道を離れ、距離もコースも問わない、長い放浪へと入っていく。
出典:中日スポーツ「ガイアフォースは窮屈な競馬に終始し8着 これで1番人気馬はJRA・G1で16連敗【菊花賞】」2022年10月23日配信、https://www.chunichi.co.jp/article/568994、閲覧日:2026年7月19日。
距離を捨て、砂を知る
菊の後、ガイアフォースは各地を巡り始める。年明けのアメリカジョッキークラブカップ、読売マイラーズカップは2着。安田記念には毎年のように顔を出し、天皇賞(秋)やオールカマーでは中距離の一線級と渡り合った。強い相手に善戦を重ねながら、あと半歩が届かない。勝ち切れない日々が続いた。 転機は、砂にあった。2024年2月、初めてのダート、フェブラリーステークス。母系に流れるクロフネの血が、東京のダート1600mで目を覚ます。長岡禎仁を背に、激しい2着争いを制してみせた。芝の中距離から、ダートのマイルまで――キタサンブラックの仔が砂で好走するその姿は、父と母、二つの血がこの一頭で交わっていることの証だった。 もっとも、万能は無敵とは違う。距離を延ばしたチャンピオンズカップは大敗し、どこでも走れることは、どこでも勝ち切れることを意味しなかった。長い旅の果てに、ガイアフォースはやがて自分の距離――マイルへと、静かに帰っていく。
マイルの再生、横山武史とともに
2025年、フェブラリーステークスは7着、遠征した香港のチャンピオンズマイルも9着。旅はまた、行き止まりに見えた。だが6月の安田記念、9番人気の低評価をあざ笑うように2番手から抜け出し、勝ったジャンタルマンタルに次ぐ2着に粘り込む。マイルのガイアフォースは、まだ終わっていなかった。 秋、富士ステークス。新たに手綱をとったのは横山武史。2番手からジャンタルマンタルにマークされる形で運び、直線で先頭に立つと、詰め寄る相手を半馬身抑えて振り切った。3年1か月ぶり、2つ目の重賞。横山は、このマイラーには最高峰でも十分にやれる力があると見た。「GⅠもチャンスがある馬」[^1]。 その言葉を胸に臨んだマイルチャンピオンシップ。ジャンタルマンタルを追ってよく伸びたが、富士ステークスとは立場が逆になり、今度は半馬身及ばず2着。あと一つが、どうしても遠かった。
出典:東スポ競馬「【富士ステークス結果&コメント】ガイアフォースが3年1か月ぶりV 横山武史「GⅠもチャンスがある馬」」2025年10月18日配信、https://tospo-keiba.jp/breaking_news/63958、閲覧日:2026年7月19日。
あと一歩を集める馬
2026年、ガイアフォースは海を渡る。ドバイのメイダンでターフに挑み、6着。国内外の一線をなお相手取りながら、6月、府中の安田記念に1番人気で戻ってきた。 直線、メンバー最速となる上がり3ハロン33秒0の脚で伸びる。しかし前で抜け出したシックスペンス――かつて父キタサンブラックとともに頂を極めた武豊が駆るその馬に、クビ差、届かない。同時にゴールへ突っ込んだワールズエンドと2着同着。これで、最高峰の舞台での2着は4度を数えた。 王冠には、まだ手が届かない。同じ父の同じ初年度に生まれたイクイノックスが世界の頂へ駆け上がった一方で、ガイアフォースは芝を、砂を、マイルを、中距離を渡り歩き、そのどこでも最上級の一戦に立ち続けてきた。勝ち切れない、という言葉で片付けるにはあまりに、この馬は強い相手の懐に食らいついてきた。クリスマスの一族から一頭だけ大地の名をもらった旅馬は、いまも現役。あと一歩の距離を次の一戦でどう詰めるのか、その走りはまだ途上にある。
このサイトについて
名馬ジャーニーとは
名馬ジャーニーは、競馬の名レースと、引退した馬たちのその後を記録する、個人運営のアーカイブサイトです。数分のレースだけでなく、馬がターフを去ってからの時間まで辿れることを大切にしています。JRAなどの競馬主催者・関連団体とは関係のない、一人の競馬好きが続けている場所です。
情報について
本サイトの競走馬プロフィールやレース記録は、報道記事やWikipediaなど、一般に公開されている情報をもとに、当サイトの言葉で整理・編集しています。各馬の歩みをたどる読み物には、参考にした記事の出典を末尾に記載し、引用は必要な範囲にとどめています。
競走成績などのデータは、Wikipediaを主として一般に公開されている情報を参考に、当サイトが独自に整理・編集したものです。JRAの公式サイトやJRA-VAN、netkeibaといった競馬情報サービスのデータベースを転載・複製したものではありません。個人が公開情報をもとにまとめたものであり、内容の正確性を保証するものではありません。
文章の制作には生成AIを活用し、運営者が確認のうえ公開しています。ただし個人による運営で、一部は自動的に更新されるため、誤りや古くなった情報が含まれている場合があります。誤りにお気づきの際は、お知らせいただけると幸いです。馬券の購入その他の判断は、JRA・各主催者の公式発表にもとづき、ご自身の責任で行ってください。
画像について
本サイトに掲載している競走馬のイラストなどの画像は、AIで生成したオリジナルのものです。実在する写真を複製・加工したものではありません。競走馬の毛色や特徴を完全に再現できるものではない点は、あらかじめご了承ください。なお、映像のサムネイルは、YouTube上の各動画のサムネイル画像を表示しています。
映像について
本サイトのレース映像は、競馬主催者などの公式チャンネルが公開し、埋め込みを許可している動画だけを、YouTubeの標準的な埋め込み機能でご紹介しています。権利者に無断で転載された映像は扱いません。牧場の映像も同じ仕組みで、牧場や、牧場を訪ねた方々が自身のチャンネルで公開している動画をご紹介しています。
動画は埋め込み先でもYouTube上で再生され、再生数・広告収益はすべて各チャンネルに帰属します。あわせて各チャンネルの登録ボタンを設け、ご覧になった方が配信元のチャンネルへ辿り着けるようにしています。本サイトが動画ファイルを保存・配信することはありません。
名レースの記憶を残し、馬たちの引退後まで辿るこのサイトが、その映像を遺してくださった各チャンネルと、新しい競馬ファンとの出会いに少しでも役立てば幸いです。
広告について
本サイトは、運営を続けるための費用にあてるため、競走馬プロフィールや成績表など、当サイトが制作したコンテンツが主体のページに広告を掲載することがあります。動画の視聴が主となる場面には広告を置きません。アフィリエイトリンクなどを掲載する場合は、広告であることがわかる表示を行います。
アクセス解析について
本サイトは、閲覧状況の把握と改善のため、Googleアナリティクスを利用しています。GoogleアナリティクスはCookieを用いてアクセス情報を収集しますが、個人を特定する情報は含まれません。仕組みの詳細はGoogleのポリシーと規約をご確認ください。Cookieは、お使いのブラウザの設定で無効にすることもできます。
免責事項
掲載内容には正確を期していますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。本サイトの利用、およびリンク先の外部サイトの利用によって生じた損害について、運営者は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
お問い合わせ・権利者の方へ
掲載内容についてのお問い合わせ、誤りのご指摘、掲載をご希望されない場合の削除・修正のご依頼を承ります。権利者やご関係者の方からのお申し出には、内容を確認のうえ、速やかに対応いたします。お問い合わせ先は、準備が整い次第このページに掲載いたします。映像については、各チャンネル側の設定でも表示を停止いただけます。