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バステール
通算成績5戦2勝
獲得賞金1億4,220万円
生年月日 2023.03.28(令和5年)毛色 鹿毛性 牡
全成績
主要戦績(抜粋)・新しい順血統
金色の名は 名馬ジャーニー に掲載 — その馬のページへ| 父キタサンブラックKitasan Black | ブラックタイド | サンデーサイレンスSunday Silence |
| ウインドインハーヘアWind in Her Hair | ||
| シュガーハート | サクラバクシンオーSakura Bakushin O | |
| オトメゴコロ | ||
| 母マンビアMambia | アルデバランII Aldebaran | Mr. Prospector |
| Chimes of Freedom | ||
| Algoa | Common Grounds | |
| Atlantic Blue |
旅程 — この馬の物語
2023年生まれの鹿毛の牡馬。父キタサンブラック、母マンビア。主な勝ち鞍は報知弥生ディープ記念。
グアドループの島 ― 名と血
バステール。カリブ海に浮かぶフランス領グアドループの、その中心都市の名だ。母マンビアの名から連想して付けられた、潮の匂いのする一語である。 2023年3月28日、ノーザンファーム生まれの鹿毛。馬主はシルク、預けられたのは栗東の斉藤崇史厩舎。父はキタサンブラック――現役で七つのGIを勝ち、種牡馬となってイクイノックスという歴史的名馬を送り出した、あの名馬である。母マンビアはイギリスからやってきた輸入牝馬。遠い島の名を背負った仔に、日本産の大種牡馬と海の向こうの血が溶け合っていた。 新馬と未勝利はクリスチャン・デムーロが手綱を取り、年が明けてからは川田将雅へ。クラシックの季節、この馬は名手の手に委ねられる。
二連勝、そして弥生賞 ― 川田将雅の手に
2025年秋、東京の新馬戦はクリスチャン・デムーロを背に2着。惜敗を糧に、暮れの阪神・未勝利を快勝して初勝利を挙げた。 年が明け、鞍上は川田将雅に替わる。3月の報知杯弥生賞ディープインパクト記念、3番人気のバステールは直線で鋭く差し切り、重賞初制覇を飾った。デビュー二戦目から続く白星の勢いそのままに、皐月賞への切符をつかむ。クラシックの主役候補が、また一頭、名乗りを上げた。
皐月賞の蹉跌 ― 十一着
4月、中山の皐月賞。弥生賞を制した実績から6番人気に推されたが、最後の直線で伸びを欠き、11着に終わる。重賞ウィナーの、苦い大敗だった。 「弥生賞からひとつ成長して、今日を迎えられました」[^1]。川田は馬の充実を語っていたが、GIの壁は厚かった。評価はいったん下がり、続くダービーでは11番人気――伏兵の扱いで、府中の大舞台に向かうことになる。
出典:スポーツ報知 2026年5月配信、閲覧日:2026年6月25日。
府中の奇襲 ― 十一番人気の三着
2026年5月31日、東京優駿。11番人気。だが川田将雅は、はなから奇襲を描いていたのだろう。 スタートで後手を踏み、最後方の18番手から1コーナーへ。多くの騎手なら脚をためる向正面で、川田は早くも動いた。大外を回して馬を押し上げ、3コーナーでは2番手まで進出する。直線、残り350mで先頭に立った。人気薄の逃げ込みかと府中がどよめいた刹那、外からパントルナイーフが、続いてロブチェンが伸びてくる。さすがに二頭には交わされた。それでもバステールは、ゴーイントゥスカイとの3着争いをしのぎ切った。 勝ったのは二冠を決めたロブチェン、2着パントルナイーフ。そして11番人気の3着が、バステールだった。斉藤崇史調教師は、鞍上の判断を讃えた。「いいタイミングで動いてくれました」[^1]。早めに動いて、止まらない――それは、力のある馬にしかできない競馬でもある。通算5戦2勝。府中で見せた大駆けは、この馬がまだ底を見せていない証だ。三歳の夏から秋へ、まだ見ぬ走りが待っている。
出典:スポーツ報知 2026年5月31日配信、閲覧日:2026年6月25日。
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