名馬の記憶を、
再生する。

年表ICHINEN-ISSO — 2400m

BOKUJŌ-CHŌ — HOKKAIDO

牧場帖

一年ずつ、顔ぶれをたどる。引退した名馬たちの繋養・在籍と映像を綴る帳面。
HORSES

名馬録

この世代(生まれ年)

スライダーを動かすと、その世代に生まれた馬を獲得賞金の多い順で表示します。

名馬録
◀ 名馬録へ
アスクナイスショーのイメージビジュアル
アスクナイスショーAsk Nice Show
Ask Nice Show

アスクナイスショー

通算成績16戦5勝

獲得賞金11,626万円

生年月日 2021.03.24(令和3年)毛色 青鹿毛

全成績

主要戦績(抜粋)・新しい順
アスクナイスショーの成績一覧
年月日着順レースコース人気騎手タイム上り3F映像
1 GIII七夕賞 福島 芝2000 2人気 1:57.9 上り35.8映像
10 GII日経賞 中山 芝2500 6人気 2:32.3 上り37.5映像
1 迎春S 中山 芝2200 3人気 2:10.7 上り34.6
12 魚沼S 新潟 芝2000 4人気 1:59.3 上り34.4
4 村上特別 新潟 芝2000 1人気 2:02.5 上り35.4
2 レインボーS 中山 芝2000 1人気 1:59.4 上り34.4
4 阿賀野川特別 新潟 芝2200 4人気 2:12.1 上り35.2
1 3歳以上1勝クラス 福島 芝2000 2人気 1:59.2 上り35.9
2 バーデンバーデンC 福島 芝2000 3人気 1:59.3 上り36.1
9 京橋S 阪神 芝2000 8人気 1:59.4 上り35.5
3 ひめさゆり賞 福島 芝2000 2人気 2:00.3 上り35.1
5 3歳1勝クラス 中山 芝2000 3人気 2:02.8 上り38.6
6 GIII京成杯 中山 芝2000 11人気 2:00.9 上り35.2映像
1 初日の出賞 中山 芝2000 2人気 2:00.1 上り36.0
1 2歳未勝利 中山 芝2000 1人気 2:02.2 上り36.4
4 2歳新馬 東京 芝2000 9人気 2:02.4 上り34.0

血統

金色の名は 名馬ジャーニー に掲載 — その馬のページへ
アスクナイスショーの血統表(左から親・祖父母・曽祖父母)
シルバーステートSilver StateディープインパクトDeep Impactサンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
シルヴァースカヤSilver Hawk
Boubskaia
ケンブリッジヒカリアドマイヤムーンAdmire Moonエンドスウィープ
マイケイティーズ
ドバイソプラノZafonic
Ring of Music
STORY

旅程 — この馬の物語

2021年生まれの青鹿毛の牡馬。父シルバーステート、母ケンブリッジヒカリ。主な勝ち鞍は七夕賞。

アスクの青鹿毛 ― 血と、届かなかった舞台

冠名『アスク』は、実業家・廣崎利洋が1973年に興したコンサルティング会社ASK PLANNING CENTERに由来する。1987年に馬主となった廣崎が初のGIを手にしたのは、28年目のレッツゴードンキ(桜花賞)――遠回りを厭わぬ勝負服である。その『アスク』の一頭として、2021年3月、青鹿毛の牡馬が生を受けた。アスクナイスショー。 父シルバーステートは、ディープインパクトの産駒。5戦4勝と圧倒的な走りを見せながら二度の屈腱炎に泣き、クラシックの舞台を一度も踏めずに去った『幻の最強馬』である。母ケンブリッジヒカリの父は、ジャパンカップと宝塚記念を制したアドマイヤムーン。速さと底力を伝える血が、この馬の背骨をつくった。 デビューは2023年10月、東京の芝2000メートル。9番人気で4着と、華々しい船出ではない。それでも上がり34秒0の伸びは、この馬がまだ底を見せていないことを告げていた。ここから、一段ずつの長い坂が始まる。

連勝、そして重賞の壁

2023年12月17日、中山の芝2000メートル。1番人気に応えて2歳未勝利を勝ち上がり、初勝利を手にする。この未勝利を勝った頃から手綱を託されていたのが、田辺裕信だった。年が明けた1月6日、同じ中山の初日の出賞も2番人気で制し、危なげない連勝で階段を駆け上がる。 勢いのまま向かった1月14日の京成杯(GIII)。だが11番人気の低評価どおり6着に沈んだ。重賞の壁は、まだ高かった。世代のクラシック戦線に乗ることはなく、アスクナイスショーの物語は、遠回りの道を選ぶことになる。

勝ち切れぬ日々

重賞の壁にはね返されても、アスクナイスショーは芝2000メートル前後の条件戦を地道に歩き続けた。福島の1勝クラスを2番人気で制して白星を重ねる一方、バーデンバーデンカップ、レインボーステークスでは上位の支持を受けながら、あと一列届かず2着に泣いた。あと半馬身、あと一列――勝ち切れそうで勝ち切れない競馬を積み重ねながら、この青鹿毛はオープンの水準へと、少しずつ体を近づけていった。

七夕の福島 ― 重賞初制覇

2026年1月10日、中山の迎春ステークス。3番人気のアスクナイスショーは、田辺裕信を背にすんなりと先手を取り、2分10秒7で快勝した。長くオープンの壁に阻まれてきた馬が、年明けにひとつ坂を上がる。3月の日経賞(GII)は中山の2500メートルで古馬の一線級に挑み、距離も相手も重く10着。それでも、上昇の流れは止まっていなかった。 7月12日、福島の芝2000メートル。七夕賞(GIII)。稍重の馬場で、軽快に飛ばす逃げ馬を見ながら2番手を進むと、4コーナーで早くも先頭に立つ。直線で2着マイネルモーントの追撃を2馬身半突き放し、堂々の押し切りだった。勝ち時計1分57秒9。アスクナイスショーにとって、待望の重賞初制覇である。管理する美浦の中舘英二は、騎手時代の1993年にツインターボでこの七夕賞を勝っている。かつて自らの手綱で駆けた夏の福島の重賞を、こんどは送り出す側として手にした。 鞍上の田辺は、福島県二本松の生まれ。2022年、同じ『アスク』の一頭アスクビクターモアで菊花賞を勝ち、福島県出身の騎手として初めてクラシックを制した男である。その田辺が、地元・福島の重賞を、未勝利の頃から手綱を取ってきた相棒で勝った。「この馬の成長には驚かされます」[^1]。三年前、東京の9番人気4着から始まった歩みは、一戦ごとに骨太になり、ついに重賞の頂へ届いた。

出典:東スポ競馬「【七夕賞結果&コメント】アスクナイスショー重賞初V 田辺裕信「この馬の成長には驚かされます」」2026年7月12日配信、https://tospo-keiba.jp/breaking_news/73586、閲覧日:2026年7月20日。

旅は途中

シルバーステートは、その圧倒的な素質を大舞台で示す前に脚を痛め、重賞に一度も出られぬまま退いた。その息子は、遠回りを重ねながら、5歳の夏にようやく重賞の景色を見た。血が果たせなかったことを、時間をかけて確かめ直すような歩みだった。 アスクの青鹿毛の旅は、まだ途中にある。次にどんな景色へたどり着くのか――福島の直線で見せた押し切りの強さは、その先を静かに期待させる。

ABOUT

このサイトについて

名馬ジャーニーとは

名馬ジャーニーは、競馬の名レースと、引退した馬たちのその後を記録する、個人運営のアーカイブサイトです。数分のレースだけでなく、馬がターフを去ってからの時間まで辿れることを大切にしています。JRAなどの競馬主催者・関連団体とは関係のない、一人の競馬好きが続けている場所です。

情報について

本サイトの競走馬プロフィールやレース記録は、報道記事やWikipediaなど、一般に公開されている情報をもとに、当サイトの言葉で整理・編集しています。各馬の歩みをたどる読み物には、参考にした記事の出典を末尾に記載し、引用は必要な範囲にとどめています。

競走成績などのデータは、Wikipediaを主として一般に公開されている情報を参考に、当サイトが独自に整理・編集したものです。JRAの公式サイトやJRA-VAN、netkeibaといった競馬情報サービスのデータベースを転載・複製したものではありません。個人が公開情報をもとにまとめたものであり、内容の正確性を保証するものではありません。

文章の制作には生成AIを活用し、運営者が確認のうえ公開しています。ただし個人による運営で、一部は自動的に更新されるため、誤りや古くなった情報が含まれている場合があります。誤りにお気づきの際は、お知らせいただけると幸いです。馬券の購入その他の判断は、JRA・各主催者の公式発表にもとづき、ご自身の責任で行ってください。

画像について

本サイトに掲載している競走馬のイラストなどの画像は、AIで生成したオリジナルのものです。実在する写真を複製・加工したものではありません。競走馬の毛色や特徴を完全に再現できるものではない点は、あらかじめご了承ください。なお、映像のサムネイルは、YouTube上の各動画のサムネイル画像を表示しています。

映像について

本サイトのレース映像は、競馬主催者などの公式チャンネルが公開し、埋め込みを許可している動画だけを、YouTubeの標準的な埋め込み機能でご紹介しています。権利者に無断で転載された映像は扱いません。牧場の映像も同じ仕組みで、牧場や、牧場を訪ねた方々が自身のチャンネルで公開している動画をご紹介しています。

動画は埋め込み先でもYouTube上で再生され、再生数・広告収益はすべて各チャンネルに帰属します。あわせて各チャンネルの登録ボタンを設け、ご覧になった方が配信元のチャンネルへ辿り着けるようにしています。本サイトが動画ファイルを保存・配信することはありません。

名レースの記憶を残し、馬たちの引退後まで辿るこのサイトが、その映像を遺してくださった各チャンネルと、新しい競馬ファンとの出会いに少しでも役立てば幸いです。

広告について

本サイトは、運営を続けるための費用にあてるため、競走馬プロフィールや成績表など、当サイトが制作したコンテンツが主体のページに広告を掲載することがあります。動画の視聴が主となる場面には広告を置きません。アフィリエイトリンクなどを掲載する場合は、広告であることがわかる表示を行います。

アクセス解析について

本サイトは、閲覧状況の把握と改善のため、Googleアナリティクスを利用しています。GoogleアナリティクスはCookieを用いてアクセス情報を収集しますが、個人を特定する情報は含まれません。仕組みの詳細はGoogleのポリシーと規約をご確認ください。Cookieは、お使いのブラウザの設定で無効にすることもできます。

免責事項

掲載内容には正確を期していますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。本サイトの利用、およびリンク先の外部サイトの利用によって生じた損害について、運営者は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

お問い合わせ・権利者の方へ

掲載内容についてのお問い合わせ、誤りのご指摘、掲載をご希望されない場合の削除・修正のご依頼を承ります。権利者やご関係者の方からのお申し出には、内容を確認のうえ、速やかに対応いたします。お問い合わせ先は、準備が整い次第このページに掲載いたします。映像については、各チャンネル側の設定でも表示を停止いただけます。

DREAM

ドリームレース

歴代名馬のオールスターを、選んだ舞台で走らせる夢想レース