名馬の記憶を、
再生する。

年表ICHINEN-ISSO — 2400m

BOKUJŌ-CHŌ — HOKKAIDO

牧場帖

一年ずつ、顔ぶれをたどる。引退した名馬たちの繋養・在籍と映像を綴る帳面。
HORSES

名馬録

この世代(生まれ年)

スライダーを動かすと、その世代に生まれた馬を獲得賞金の多い順で表示します。

名馬録
◀ 名馬録へ
オールナットのイメージビジュアル
オールナットAllnatt
Allnatt

オールナット

通算成績15戦5勝

獲得賞金1523万円

生年月日 2021.02.17(令和3年)毛色 鹿毛

全成績

主要戦績(抜粋)・新しい順
オールナットの成績一覧
年月日着順レースコース人気騎手タイム上り3F映像
15 GIII七夕賞 福島 芝2000 12人気 西村淳也 2:01.1 上り38.1映像
13 GII日経新春杯 京都 芝2400 7人気 西村淳也 2:27.2 上り34.9映像
10 GIII鳴尾記念 阪神 芝1800 4人気 北村友一 1:44.7 上り34.6映像
1 GIIIチャレンジカップ 阪神 芝2000 2人気 J.モレイラ 1:58.0 上り34.5映像
6 GIII新潟大賞典 新潟 芝2000 4人気 北村友一 2:01.2 上り34.9映像
3 L大阪城S 阪神 芝1800 2人気 北村友一 1:45.1 上り33.5
9 GIII東京新聞杯 東京 芝1600 5人気 北村友一 1:33.3 上り34.4映像
1 嵯峨野S 京都 芝1800 3人気 北村友一 1:45.9 上り33.4
1 3歳以上2勝クラス 京都 芝1800 2人気 北村友一 1:45.3 上り33.7
4 横津岳特別 函館 芝2600 1人気 北村友一 2:45.7 上り37.2
1 3歳以上1勝クラス 函館 芝2600 1人気 北村友一 2:39.8 上り36.8
2 大寒桜賞 中京 芝2200 3人気 B.ムルザバエフ 2:17.7 上り35.4
3 あすなろ賞 小倉 芝2000 2人気 北村友一 2:02.3 上り34.5
7 GIII京都2歳S 京都 芝2000 6人気 北村友一 2:00.4 上り36.3映像
1 2歳新馬 京都 芝2000 2人気 北村友一 2:05.5 上り34.4

血統

金色の名は 名馬ジャーニー に掲載 — その馬のページへ
オールナットの血統表(左から親・祖父母・曽祖父母)
サトノダイヤモンドSatono DiamondディープインパクトDeep Impactサンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
マルペンサOrpen
Marsella
キューティゴールドフレンチデピュティDeputy Minister
Mitterand
ゴールデンサッシュディクタス
ダイナサッシュ
STORY

旅程 — この馬の物語

2021年生まれの鹿毛の牡馬。父サトノダイヤモンド、母キューティゴールド。主な勝ち鞍はチャレンジカップ。

黄いろのダイヤ ― 名前と血

世に、鮮やかな黄金色に輝くダイヤモンドがある。101カラット余りの黄のダイヤ――その名を「オールナット」という。かつてこれを手に入れた英国の実業家にして美術収集家、アルフレッド・アーネスト・オールナット少佐の名を、宝石はいまも冠している。少佐自身が競走馬の馬主でもあったというのだから、名前の巡り合わせは面白い。 父サトノダイヤモンド、母キューティゴールド。ダイヤと、金。二つの名を掛け合わせれば、おのずと黄いろのダイヤが立ちのぼる。2021年2月17日に生まれた鹿毛の牡馬は、その連想から名を授かった。 背負ったのは、名だけではなかった。父サトノダイヤモンドは2016年の菊花賞と有馬記念を制したディープインパクト産駒。母キューティゴールドは、オルフェーヴルゴールドシップを送り出した名種牡馬ステイゴールドの半妹にあたる。半姉には、秋華賞とジャパンカップを勝った女傑ショウナンパンドラ。三代母はノーザンテーストの牝馬ダイナサッシュへと遡る。血の格は、申し分がなかった。 管理するのは栗東の高野友和、馬主はシルクレーシング。だが黄金の名と黄金の血を負ったこの馬の旅は、きらびやかな最短距離ではなく、一段ずつの長い階段から始まることになる。

京都の新馬 ― 北村友一と歩き出す

2023年10月9日、京都の芝2000m。2歳新馬。鞍上は北村友一。2番人気に応え、上がり34秒4の脚で抜け出して、まずは順当に勝ち上がった。 この日から、北村友一という騎手が、オールナットのほとんどの道のりに寄り添うことになる。新馬、そしてこの先の条件戦で挙げる勝ち鞍――四つの白星は、いずれもこの手綱が引き出したものだ。だが、血の格がそのまま結果になるほど、競馬は甘くない。続く京都2歳ステークス、初めての重賞では6番人気で7着。良血の看板は、まだ重賞の舞台では通じなかった。長い階段の、これが一段目だった。

階段を、一段ずつ ― 条件戦の日々

2024年、オールナットは条件戦を一段ずつ登っていく。2月のあすなろ賞は3着、3月の大寒桜賞は2着。勝ち切れないまま、それでも掲示板を外さない。初夏の函館では芝2600mの長丁場で1勝クラスを制し、秋の京都で2勝クラスを、暮れの嵯峨野ステークスで3勝クラスを勝ち、オープンの扉まで自力でこじ開けた。1勝から3勝までの三つの白星は、すべて北村友一とのコンビだった。 派手さはない。掲示板の常連ではあっても、名前ほどの華々しさはまとえなかった。だが、下級条件から一つずつ足場を固めて上がっていくその歩みには、良血が地力へと変わっていく確かな手応えがあった。急がず、着実に。黄いろのダイヤは、まだ原石のまま磨かれ続けていた。

重賞の壁 ― 二〇二五年の春

明けて2025年、舞台はオープン・重賞に移る。2月の東京新聞杯はマイルで9着、3月の大阪城ステークスは3着、5月の新潟大賞典は6着。いずれも北村友一を背に、上がりだけは鋭い脚を使う。33秒台、34秒台の末脚を繰り出しながら、しかし前をとらえ切れない。あと半馬身、あと一列が、どうしても足りなかった。 堅実だが、勝ち切れない。良血の名に見合うタイトルは、いくつもの重賞をくぐっても、まだ手のなかになかった。原石は、光る一歩手前で足踏みを続けていた。

阪神の内をすくって ― チャレンジカップ

2025年9月13日、阪神の芝2000m。チャレンジカップ。この日、手綱は北村友一ではなく、世界的名手ジョアン・モレイラに託された。2番人気。 モレイラは、気の入りやすいこの馬を発走前に落ち着かせることに心を砕いたという。返し馬のあとにうまくリラックスさせ、道中は中団の内でロスなく脚をためた。直線、いったんは前が狭くなる。だが残り200m、進路が開いた刹那にオールナットは弾けた。1分58秒0。1番人気グランヴィノスを1馬身抑え、ついに重賞のゴール板を、先頭で駆け抜けた。 黄いろのダイヤが、阪神の芝でようやく光を弾いた瞬間だった。北村友一が新馬から一段ずつ積み上げてきた足場の、その頂に旗を立てたのはモレイラの手綱である。けれど重賞初制覇という一勝は、この馬を原石から磨き上げてきた、すべての手の上にあった。

黄いろは消えない ― そして今

重賞馬になったオールナットだが、栄光の続きは平坦ではなかった。12月の鳴尾記念は、北村友一が手綱に戻って10着。明けて2026年、鞍上を西村淳也に替えて臨んだ日経新春杯は13着、夏の七夕賞は12番人気で15着。チャレンジカップの輝きから、白星は遠ざかっている。 それでも、この鹿毛はまだターフの上にいる。ステイゴールドの血を引き、女傑ショウナンパンドラを半姉に持つ黄金の牝系――その末に生まれた一頭として、オールナットはいまも走っている。101カラットの黄いろのダイヤがそうであるように、いちど深く刻まれた輝きは、そうたやすくは色褪せない。長い階段を登り切って掴んだあの一勝を胸に、次の一戦を待てばいい。

ABOUT

このサイトについて

名馬ジャーニーとは

名馬ジャーニーは、競馬の名レースと、引退した馬たちのその後を記録する、個人運営のアーカイブサイトです。数分のレースだけでなく、馬がターフを去ってからの時間まで辿れることを大切にしています。JRAなどの競馬主催者・関連団体とは関係のない、一人の競馬好きが続けている場所です。

情報について

本サイトの競走馬プロフィールやレース記録は、報道記事やWikipediaなど、一般に公開されている情報をもとに、当サイトの言葉で整理・編集しています。各馬の歩みをたどる読み物には、参考にした記事の出典を末尾に記載し、引用は必要な範囲にとどめています。

競走成績などのデータは、Wikipediaを主として一般に公開されている情報を参考に、当サイトが独自に整理・編集したものです。JRAの公式サイトやJRA-VAN、netkeibaといった競馬情報サービスのデータベースを転載・複製したものではありません。個人が公開情報をもとにまとめたものであり、内容の正確性を保証するものではありません。

文章の制作には生成AIを活用し、運営者が確認のうえ公開しています。ただし個人による運営で、一部は自動的に更新されるため、誤りや古くなった情報が含まれている場合があります。誤りにお気づきの際は、お知らせいただけると幸いです。馬券の購入その他の判断は、JRA・各主催者の公式発表にもとづき、ご自身の責任で行ってください。

画像について

本サイトに掲載している競走馬のイラストなどの画像は、AIで生成したオリジナルのものです。実在する写真を複製・加工したものではありません。競走馬の毛色や特徴を完全に再現できるものではない点は、あらかじめご了承ください。なお、映像のサムネイルは、YouTube上の各動画のサムネイル画像を表示しています。

映像について

本サイトのレース映像は、競馬主催者などの公式チャンネルが公開し、埋め込みを許可している動画だけを、YouTubeの標準的な埋め込み機能でご紹介しています。権利者に無断で転載された映像は扱いません。牧場の映像も同じ仕組みで、牧場や、牧場を訪ねた方々が自身のチャンネルで公開している動画をご紹介しています。

動画は埋め込み先でもYouTube上で再生され、再生数・広告収益はすべて各チャンネルに帰属します。あわせて各チャンネルの登録ボタンを設け、ご覧になった方が配信元のチャンネルへ辿り着けるようにしています。本サイトが動画ファイルを保存・配信することはありません。

名レースの記憶を残し、馬たちの引退後まで辿るこのサイトが、その映像を遺してくださった各チャンネルと、新しい競馬ファンとの出会いに少しでも役立てば幸いです。

広告について

本サイトは、運営を続けるための費用にあてるため、競走馬プロフィールや成績表など、当サイトが制作したコンテンツが主体のページに広告を掲載することがあります。動画の視聴が主となる場面には広告を置きません。アフィリエイトリンクなどを掲載する場合は、広告であることがわかる表示を行います。

アクセス解析について

本サイトは、閲覧状況の把握と改善のため、Googleアナリティクスを利用しています。GoogleアナリティクスはCookieを用いてアクセス情報を収集しますが、個人を特定する情報は含まれません。仕組みの詳細はGoogleのポリシーと規約をご確認ください。Cookieは、お使いのブラウザの設定で無効にすることもできます。

免責事項

掲載内容には正確を期していますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。本サイトの利用、およびリンク先の外部サイトの利用によって生じた損害について、運営者は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

お問い合わせ・権利者の方へ

掲載内容についてのお問い合わせ、誤りのご指摘、掲載をご希望されない場合の削除・修正のご依頼を承ります。権利者やご関係者の方からのお申し出には、内容を確認のうえ、速やかに対応いたします。お問い合わせ先は、準備が整い次第このページに掲載いたします。映像については、各チャンネル側の設定でも表示を停止いただけます。

DREAM

ドリームレース

歴代名馬のオールスターを、選んだ舞台で走らせる夢想レース